こまつ座「母と暮せば」
こまつ座「母と暮せば」追加販売分も完売いたしました。(2018/12/1)
平和を願うすべての人に捧げる、こまつ座「戦後“命”の三部作」の第三弾。
ヒロシマ(『父と暮せば』)、オキナワ(『木の上の軍隊』)に続く、
ナガサキを描いたこまつ座渾身の一作がついに幕を開ける。
1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす母親の前に、3年前に原爆で死んだ息子が亡霊となってひょっこり現れる。その日から、息子は時々母親の前に現れて言葉を交わすようになる。奇妙だけれど、喜びに満ちた二人だけの時間は永遠に続くようにみえた――。
井上ひさしが長年願った『父と暮せば』の対になる作品を残す、という構想を受け継ぎ、名匠・山田洋次監督が手掛けた映画『母と暮せば』。助産師の伸子のもとへ原爆で亡くなった息子・浩二が姿を現し、彼らが思い出話に花を咲かせながら過ごすさまを描いた作品が、二人芝居として生まれ変わります。
[原案]井上ひさし
[作]畑澤聖悟
[演出]栗山民也
[協力・監修]山田洋次
[出演]富田靖子、松下洸平
★春日井公演PR動画を公開しました!(2018/9/5)
こまつ座 母と暮せばチラシPDF(2.81MB)
- 2018年9月1日(土)9:00~4日(火)17:00 ※3日(月)は休館日のためWebのみ 0568-85-6078
発売日:
★一般Web先行予約
2018年9月5日(水)10:00~7日(金)17:00
★一般発売 2018年9月8日(土)~
一般発売初日の販売時間について
●文化フォーラム春日井・文化情報プラザ 9:00~
●春日井市東部市民センター窓口 9:00~
●かすがい市民文化財団 電話&インターネット予約 10:00~
●その他プレイガイド 10:00~
取扱い:
文化フォーラム春日井・文化情報プラザ(9:00~18:00)
春日井市東部市民センター窓口(9:00~12:00、13:00~17:00)
電話予約 0568-85-6868
かすがい市民文化財団オンラインチケット予約・購入サービス
チケットぴあ(Pコード488-362)0570-02-9999
- 2018年9月1日(土)9:00~4日(火)17:00 ※3日(月)は休館日のためWebのみ 0568-85-6078
★栗山民也さん、山田洋次監督コメント(2018/9/17)
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栗山民也さん(演出)
その話が『母と暮せば』のことだったのかはわからないが、生前、井上さんと長崎について何度か雑談をした。ある医師の話や、教会や、坂の多いことや、長崎の鐘などについて。
そして、「とにかく、広島、長崎、そして沖縄を書かないうちは、死ねません」と、いつも最後は笑いながら、力強くそうおっしゃっていた。
その時の記憶が、今回新たな作品に熱い温度を与えてくれるだろう。
人間をこなごなに砕いた不条理と向き合い、大事なことをしっかりと受けとめ、今、語り継いでいかなければならない。
その新たな物語を戯曲化するのは、いつかご一緒したいと願っていた畑澤聖悟さんだ。
繊細に大胆に、混沌とした世界のなかに在る登場人物たちを、潔く生かす戯曲家だと思っている。
富田さんと洸平。とにかく、早く稽古場でお二人の生の声を聞きたい。その声が、永遠に前へと向かう声としてずっと語られ続けられることを願って。
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山田洋次さん(協力・監修)
『父と暮せば』に次ぐ『母と暮せば』を芝居にするという企画を聞いた時、大変なチャレンジだと思いました。
長崎を舞台にして井上さんに負けないだけの戯曲を書くのは大変なことだと思いますが、畑澤聖悟さんが喜んで引き受けてくれたと聞いて僕はかなり安心しています。井上さんとも僕とも違う魅力的な『母と暮せば』ができると心から期待しています。
この三部作がこれからも繰り返し繰り返し上演されることが今のこの国、戦争のにおいがぷんぷんするような世界にとって非常に大事なことでしょう。観客もみんなそういう認識を持ってこれらの作品を迎えてくれるに違いないし、匹敵するだけの『母と暮せば』を作ってください。
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協賛:サンマルシェ