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【FORUM PRESSレポーター】「第3回ワンコインコンサート『Lune』」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2018年9月22日(土)に開催された、
【第3回ワンコインコンサート「Lune」】を、2人がレポート!

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icon_kawashima Report330【愛のかたちを音で奏で…】 川島寿美枝

 若手音楽家支援事業であるワンコインコンサート。3組目の「Lune」は結成して4年目。地元春日井出身のクラリネットの伊藤美佳里さん、サクソフォンの足立真里那さんという2人のミューズと、守護神の如く華麗なピアノで演奏を盛り上げる耕作彦充さん。まだ若い3人ですが、息の合った演奏、そしてトークに魅了されました。今回<恋するクラシック>と銘打って、愛のかたちを音で表現。
 クラシックの名曲の中にはまだ馴染みのない曲もありましたが、ミューズたちは埋もれた名曲を掘り出して、沢山の人に知ってもらおうと演奏活動を続けているそうです。一曲ごとに紹介があり、その曲の背景や時代を感じ取りながら、3つの楽器のハーモニーにひき込まれました。この3つの楽器の楽譜は少なく、伊藤さん、足立さんはトリオのために他の楽器の楽譜を編曲し直しているというお話をお聞きして、演奏家の苦労を知りました。これからの3人の活躍が楽しみです。

 

icon_yogo Report331【あの名曲は、単に半音下がるだけ!?】 與後玲子

 当初は、クラリネットとサクソフォンのアンサンブルとして活動を始め、後にピアノを加えて「Lune」を結成。若い二人の女性が醸し出す優しく、かつ繊細なクラリネットとサクソフォンの音色。そして男性の包容力のあるピアノが要となって、一つの芸術を作り出していました。前半には、「バレエ音楽『恋は魔術師』より」と「美しき夕暮れ」をクラリネット、そして「オーベルニュの歌」をサクソフォンのソロで演奏。それぞれの音色の違いや演奏者の個性が際立ち興味深いものでした。後半には、馴染みのある映画音楽のメドレー等に加え、「カルメン幻想曲」よりハバネラを披露。あのとても有名で個性的なメロディーは、実は何と半音ずつ単に下がっているだけということの説明を受けびっくり。実際に演奏を聴いてみて、目から鱗が落ちた瞬間でした。音を奏でることの奥深さと面白さを感じたコンサートでした。