レポート
遊んでこそ!?
ホモ・サピエンス(知恵のある人)という学名を持つ“ヒト”は、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)とも定義付けられています。名づけ親は、オランダの歴史家・ホイジンガ。私たちヒトが、日々の活動の中に自らルールを設けていることを“(ゲーム的な)遊びの要素”だと提唱しているのです。例えば、健康のために毎朝野菜ジュースを飲むのも、新年の抱負を抱くのも、独自のルールを設けた遊びだと言えます。それが、他の動物と比較した際に目立つ“ヒトらしさ”なのです。
そんな私たちに密接な“遊び”をテーマにした現代美術の展覧会を、文化フォーラム春日井・ギャラリーを中心に開催しています。遊びの本質は、心の満足を得られること。12/25まで開催の「あそびでつながる広場 プレイ×アート」展では、サッカーボードゲーム作品や、美術家が来場者の絵をもとにヌイグルミを作る作品など、複数の遊び=作品が混在します。展覧会で、心を豊かにする“遊び”に出会えるかもしれません。(かすがい市民文化財団 スタッフ)
[2013/11/30|投稿者:S.H]