レポート
FORUM PRESSレポーター
「第81回かすがい芸術劇場 子どもとおとなのための◎読み聞かせ お話の森」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第十弾。
2013/10/13(日)に開催された「第81回かすがい芸術劇場 子どもとおとなのための◎読み聞かせ お話の森」を、レポーター2名が紹介してくれました。Report42・43はFORUM PRESS vol.60からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report44 まるで『お父さんとの休日』 のぐち りえ
NHK Eテレ「オフロスキー」に出演中の小林さんが登場すると、子供達はキラキラした眼差しをステージ上に投げかけた。現れたのは、休日の若いお父さんのような出で立ちの小林顕作さん。「オフロスキーじゃな~い!」と言う声を上手に受け流しつつも、子供達に話しかけながらあっという間に心の距離を縮めた。
座布団に座り、会場の子供達と同じ目線で会話し大笑いしながら、絵本のお話し会が始まる。投影された絵が、絵本をめくる小林さんに合わせて移り変わっていき、その雰囲気は本当に茶の間でお父さんに絵本を読んでもらっているかのよう。子供になりきって『こわくない こわくない』を読んだり、『金太郎』を面白可笑しく読んだり、かと思えば美しい感動の物語『花さき山』をしっとりと読み聞かせたり…と幅が広い。最後は生歌を披露し、子供も大人も笑いまくり魅了された小林ワールドは惜しまれつつ終了した。
観覧した我が子、小林さんと一番多く会話した様で、大満足で帰路についた。是非また小林さんを呼んでいただきたいものである。
Report45 パワー全開で心をつかむ読み聞かせ 大橋 正枝
舞台には丸いちゃぶ台と座布団が4枚、軽快な音楽が流れる中、いつもと違う視聴覚ホール。前6列程はプレイマットが敷かれ、子供たちが小林さんを今か今かと待っている。観客は子供連れの家族も多いが、大人1人で来ている方も見える。ワクワク、ドキドキは大人も一緒。
NHKの子供向け番組でオフロスキーとして人気を集めている小林顕作さん。お笑いから始まった読み聞かせに、子供たちの心をひとつかみ。元気な彼らにはパワー全開で読み聞かせ。「この本は結構体力がいるんだよ」と読んでくれたのは『金太郎』。周りと一緒にゲラゲラ笑って、心の疲れが吹っ飛んでいく。ただ『だじゃれレストラン』では子供の反応が良いわりに、頭の回転が悪いのか私には少しついていけなかった。
子供の集中力は1時間程と聞いていたが1時間がたって「終わります」の言葉に「えー」とみんなが声をそろえる。まだまだ余裕の観客に小林さんもタジタジだった。
[2014/03/08|投稿者:Y.G]