●わがまち春日井
●覚えた方は、カラオケバージョンにトライ!
●次は、踊りながら歌ってみましょう!
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わがまち春日井のお披露目
「わがまち春日井」は、昭和53年(1978年)市制35周年事業として制定された行進曲です。第2回目の春日井まつり前日、昭和53年10月20日(金)に開催された「市民の歌」発表会(春日井市民会館)で、ダークダックスにより披露されました。
当時のアルバムより、ダークダックスのステージ写真。
ダークダックスと舞台上で、そして客席は立ち上がって「わがまち春日井」を歌っているようです。
市民会館の入り口。右の緑色の立て看板には「春日井市民の歌発表会」と書かれています。
春日井市民会館内は満員です。
わがまち春日井の製作経緯
「わがまち春日井」制定の前年には、“互いの連帯を深めよう”と念願の第1回「春日井まつり」が昭和52年(1977年)10月22日(土)、23日(日)に開催されました
第一回春日井まつりポスター。背景の絵には、篠木合宿絵馬が使われています。
当時の鈴木義男市長の談話には、こう書かれています。
「とくに本市の場合、新しく市民になられる人が、年々増加しているので、新しい人も、春日井で生まれ育った人も、お互いが連帯を深めて心のふれあう調和のとれた市民融和の場をつくることが必要であると思っています。」(中日新聞 昭和52年10月21日の記事より引用)
こうして、多年の念願であった市民融和の場となる“春日井まつり”が開催されるのです。このまつりは大成功をおさめました。そして来る昭和53年の市制35周年に向けて、市民が幅広く、気軽に歌える“市民の歌”をつくり、住民の連帯感を高めようという声が出てきたのです。
昭和53年3月、春日井市民の歌作成委員会準備会が開かれます。ここで話し合われたこととして、歌詞の内容は①市民に広く愛唱される、なじみやすい歌 ②春日井の歴史を織り込んだもの ③青年都市として未来を歌いこんだもの ④最新でヒットするものに沿って、公募することになりました。
歌は、春日井まつりの時、踊りに合わせる音頭調のものと、まつり以外、学校や市民の集まりなどでも歌えるフォーク調、行進曲調の“市民の歌”の二本立てで作ろうという声が多くありました。作曲については、一流のプロに依頼、長く歌い続けられるものを作成する、と決められました。
ここで、音頭調と記載されているのが、後の「春日井よいとこ」という音頭です。
後者の行進曲調の“市民の歌”は「作曲については、一流のプロに依頼」という言葉が出てきます。これが後に古関裕而に繋がったというのですから、すごいことですね。
なお、なぜ古関裕而に依頼したのか、という経緯は定かではありません。どうもNHK関係者を仲介役として作曲を依頼したということしか現時点ではわかっていません。ただ、何か手掛かりがないか、現在調査しております。もし、ご存じの方がいらっしゃれば、是非お知らせください。