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【FORUM PRESSレポーター】令和6年度(公社)全国公立文化施設協会主催 松竹大歌舞伎


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2024年11月14日(木)に開催された
令和6年度(公社)全国公立文化施設協会主催 松竹大歌舞伎をレポート!

Report538 【役者よし!演目よし!華やかな和の時間】みと満寿美
「錦之助さん・隼人さん父子はいいよ」と勧めてくれた友人に感謝です!
素顔で観客席から登場した隼人さん。トークも面白く、笑いで会場が和みます。写真撮影OKの時間もあり、幕開き前から“隼人ファン”になっていました。
最初の演目は「双蝶々曲輪日記 引窓」。世情の義理と、親子の情愛の物語に、江戸時代も今も人は同じ様なことで悩んだり、思いやったり、そして喜んだり、涙しているのだなぁと、しみじみしました。
続いて「身替座禅」。狂言を基にした舞踊劇です。楽しいし面白い。舞台は狂言と同様、背景の松の絵と和楽器、謡の方々のみ。観客の想像力が膨らみます。目の前の人物が奥方様とは知らず、浮気の一部始終をほろ酔い加減で上機嫌に語って聞かせるお殿様。恐妻家のお殿様を隼人さんがユーモラスに品よく演じていました。
衣裳がとても豪華で美しく、和楽器と謡も華やかで迫力があり、改めて“和の魅力”を実感。非日常の贅沢な時間と空間を存分に楽しませていただきました。