かすがい市民文化財団 音楽プロデューサーのにしのです。
文化財団では「かすがい どこでもアート・ドア」なるアウトリーチ事業を行っています。
※アウトリーチ=外に伸ばす
転じて、アーティストが文化施設から飛び出して、人々の近くに行き演奏や創作など様々な芸術活動を届けること。
たとえば小学校の音楽の授業に演奏家が出かけ、楽器や曲について、直接子どもたちに語りかけ、生の演奏を目の前で聴く体験を届けています。
今週末2025/4/20(日)に文化フォーラム春日井のギャラリーで実施する「おいでよ アート・ドア」と名付けたコンサート・シリーズは、この小学校の授業でやってきたことを、大人の皆様にもコンサートとして楽しんでいただきましょう、というコンセプトの企画です。
なにしろ子どもたちからの授業後のアンケートでは満足度9割以上というデータも出ているアート・ドア。
これを大人に向けて公開しないなんてもったいない! ということで、こちらから「どこでも行きます」ではなく、「来てください」という意味で「おいでよアート・ドア」と名付けられました。
出演するのは春日井市出身・在住のフルートのふたりに、ピアニストが加わった「ルピナス」というグループ。
2022年9月より、かすがい市民文化財団の若手音楽家支援事業登録アーティストとして、アート・ドアをはじめ様々な本番経験を積んできました。
今回のコンサートでは、フルートだけではなく、その仲間であるピッコロや、めったに聴けないアルト・フルートも使いますので、それだけでも貴重なこと。楽器の仕組み、クラシック音楽を楽しむポイントなどお話も楽しく1000円のお値段以上の内容です。
そしてこのコンサートの魅力は会場がギャラリーだということ。3年前、私がこの仕事に着任した際、施設を見て回り「このギャラリーは音がいいぞ」と直感。
その後、パズルのように移動できる壁をうまく使い、多角形の形にすることによって、響きがうまく混ざり合う理想的な音響空間になることを実証しました。
(数値的には、音楽専用ホールの目安である残響の質と量を実現。)

※写真は過去の公演の会場の様子です。
まだ文化フォーラム春日井のギャラリーで生演奏を聴いたことがない方は損をしていますよ!
是非一度この響き、ご体感頂きたいと思います。
※コンサートのご案内、チケット予約はこちら ※終了しました
インリーチ・コンサートVol.5おいでよアート・ドア音の花束 心に咲く ルピナス