トークイベントvol.1
“ひとり出版社が取り組む個人史へのアプローチ”
里山社 代表・清田麻衣子さん
「書く」というイメージが強い自分史ですが、まずは「聴く」ことから触れてみませんか?
誰かの人生の物語、それを編む人々を招いて、トークイベントを行います。
vol.01
ひとり出版社が取り組む個人史へのアプローチ
第一回目
ゲスト:里山社 代表・清田麻衣子さん
2022年5月11日(水) 19:00~20:30
聴き手:かすがい市民文化財団 プロデューサー 山川愛
編集プロダクションや出版社で働いた後、東日本大震災を経て、自身の働き方、本の作り方を模索してきた清田麻衣子さん。木村セツさんの本の出版にあたっては、単なる作品集ではなく、セツさんという女性が生きた「個人史」を編み込みました。そんな清田さんが個人史にどうアプローチし、日々もがいているのか、お聴きしましょう。
●清田麻衣子
1977年福岡市生まれ。2000年明治学院大学文学部芸術学科卒。編集プロダクション、出版社勤務を経て、2012年里山社設立。ウェブサイト「マガジン航」において、出版社立ち上げの経緯やその後を綴った「本を出すまで」を連載中。
[申込]
メールまたは、電話0568-85-6868
- 要申込¥500
※オンライン配信は(無料)。アーカイブ配信は2022年5月末で。
- 要申込¥500
※オンライン配信は(無料)。アーカイブ配信は2022年5月末で。
自分史とは
自分史とは、歴史家の色川大吉氏が「無名の庶民、無名の個人が、昭和という歴史の中でどのように生きてきたか」という趣旨でまとめた『ある昭和史―自分史の試み』(1975年刊)で体系化された用語です。自叙伝とは異なり“一般市民”に焦点をあてたことで、世間に知られるようになりました。
1999年、春日井市は新しい文化施設をオープンするにあたって、「市民が主体となった文化芸術活動」を推進しようと、自治体として初の「日本自分史センター」を開設。かすがい市民文化財団が運営する当センターには、全国から約8,000冊の自分史が集まり、無料で閲覧・貸出を行っています。また、自分史相談や文章講座、サークル活動支援、掌編自分史全国公募などの事業を展開しています。
自分史を聴く
自ら歩んできた人生を綴る“自分史”。文章を書く印象が強く、ためらう方も多い自分史ですが、かすがい市民文化財団は、市民とともに一人ひとりのかけがえのない人生を共有し、明日への希望につなげることを模索しています。
その一つとして、気軽に参加できる“自分史を聴く”トークイベントを始めてみます。文化財団で行う様々なイベントを“自分史”で切り取り、そこに関わる人たちに違う光をあててみようと思います。