平成20年度 松竹大歌舞伎
今、最も旬な歌舞伎俳優 市川亀治郎が春日井に登場!
NHK大河ドラマ「風林火山」の武田信玄役として注目を浴びた市川亀治郎。4月に日生劇場で舞台版にも出演し、芸にますます磨きがかかります!
●市川亀治郎丈&中村亀鶴丈
お二人がイヤホンガイドでも共演します!
おふたりの対談形式で、楽しく“みどころ”を語っていただきます。
★平成20年度松竹大歌舞伎シャトルバスのご案内
「JR春日井駅」「春日井市保健センター(中央台)」の2箇所からシャトルバスをご利用いただけます。ご利用を希望される方は、当日に下記の地図の場所までお越しください。
※予約不要。当日先着順にご利用いただけます。(各車定員45名)
※乗車料 片道¥100。(バス乗車時に、係員にお支払いください)
※春日井市保健センター 北側駐車場(60台 無料)が利用可。
昼の部<12:00開場 12:30開演>
行き
春日井駅⇒市民会館 保健センター⇒市民会館
11:30→11:40 11:00→11:50
11:50→12:00
12:10→12:20
帰り
市民会館⇒春日井駅 市民会館⇒保健センター
15:30→15:40 15:40→16:30
15:50→16:00
16:10→16:20
夕方の部<16:00開場 16:30開演>
行き
春日井駅⇒市民会館 保健センター⇒市民会館
15:30→15:40 15:00→15:50
15:50→16:00
16:10→16:20
帰り
市民会館⇒春日井駅 市民会館⇒保健センター
19:30→19:40 19:40→20:30
19:50→20:00
20:10→20:20
[演目(昼の部・夕方の部共通]
一、操り三番叟 長唄囃子連中
二、御目見得 口上 一幕
三、河竹黙阿弥 作
弁天娘女男白浪 二幕
浜松屋より勢揃いまで
■操り三番叟
三番叟 市川亀治郎
後見 中村亀鶴
■口 上
幹部俳優出演
■弁天娘女男白浪
弁天小僧菊之助 市川亀治郎
南郷力丸 中村亀鶴
浜松屋幸兵衛 坂東竹三郎
日本駄右衛門 市川段四郎
- 昼の部 12:30~ 夜の部 16:30~(開場は30分前)
- 一般 SS席 完売、S席¥6,500(昼の部完売)、A席¥5,500、B席¥2,500(昼の部完売)
PiPi会員 上記金額の¥500引き
- (財)かすがい市民文化財団 0568-85-6868
発売日:
★友の会PiPi先行予約
応募締め切り 2008年4月10日(木)<必着>
※友の会PiPiの電話先行予約はございません。
※SS席は枚数が限られているため、PiPi会員先行予約枚数に制限を設けています。
★一般電話先行予約日 2008年4月24日(木) 10:00~17:00 ※一日限り
チケットぴあ特電 TEL.052-320-9911
文化フォーラム春日井 TEL.0568-85-6868
★一般発売 2008年5月8日(木)~
・窓口 9:00~
・電話 初日のみ10:00~、以降9:00~
チケットぴあ TEL.0570-02-9999
文化フォーラム春日井 TEL.0568-85-6868
取扱い:
文化フォーラム春日井・文化情報プラザ、代金引換、チケットぴあ(Pコード385-014)
※SS席は文化フォーラム春日井のみでの取り扱いとなります。
- 昼の部 12:30~ 夜の部 16:30~(開場は30分前)
- 一般 SS席 完売、S席¥6,500(昼の部完売)、A席¥5,500、B席¥2,500(昼の部完売)
PiPi会員 上記金額の¥500引き
- (財)かすがい市民文化財団 0568-85-6868
平成二十年(社)全国公立文化施設協会 主催 東コース
松竹大歌舞伎
あらすじと解説
■操り三番叟
「三番叟」と書かれた箱の中から、後見(こうけん)が、三番叟(さんばそう)の操り人形を取り出し、手足に糸を結びます。糸を上に引き上げると、人形はまるで命が吹き込まれたように動き、五穀豊穣、豊年満作を祈る目出度い三番叟の舞を舞い始めます。
しかし踊りが激しくなるうちに手足の糸が絡んで人形はぐるぐる回り始め、とうとう動かなくなってしまいました…。
踊りにも定評のある亀治郎が、亀鶴扮する後見と息を合わせ、三番叟を溌剌と踊ります。
糸で操られる人形は当然人間のようには動けません。その不自由な動きをまねて踊るのが眼目の作品ですが、あえて不自由に動くには技術が求められることは言うまでもありません。
絡んだ糸が切れて後見が結び直したりなど、まるで見えない糸がそこにあるかのように思えてくる、楽しさあふれる華やかな舞踊です。
■口 上
荘重なお囃子とともに幕が開くと、色とりどりの裃に威儀を正した俳優たちが平伏しています。俳優たちの着ている裃はそれぞれの家によって色が決まっているのです。
東西東西という声がかかり、顔を上げた俳優たちから、順番にご当地のお客様にお目見得のご挨拶を申し上げます。
口上というのは、俳優が舞台から客席にむかって挨拶をすることで、客席との交流を大事にする歌舞伎独特のしきたりです。
今回はご当地の皆様方に、お目にかかった喜びを申し上げる御目見得口上の一幕をお楽しみいただきます。
ご贔屓の俳優の、舞台姿とは違う一面が伺えると好評の、和やかな中にも古式ゆかしい一幕です。
■弁天娘女男白浪
鎌倉の呉服屋浜松屋に、美しい武家娘と供の若侍がやってきました。ところが娘が万引きをしたと思いこんだ番頭は、娘をそろばんで叩き、顔に傷をつけてしまいます。
ところが万引きは濡れ衣。浜松屋の主人、幸兵衛(こうべえ)も出てきて詫びますが、若侍は店の者を斬ると言って聞きません。
そこへ侍が現れ、娘に向かい、意外なことを言い出しました…。(浜松屋店先の場)
桜の咲き乱れる稲瀬川。白浪五人男と名も高く、義賊ともてはやされている、五人の盗賊が現れます。待ち伏せをしていた捕り手を前に、頭領の日本駄右衛門(にっぽんだえもん)はじめ、弁天小僧菊之助(べんてんこぞうきくのすけ)・忠信利平(ただのぶりへい)・赤星十三郎(あかぼしじゅうざぶろう)・南郷力丸(なんごうりきまる)はそれぞれ名乗りをあげるのでした。(稲瀬川勢揃いの場)
浜松屋の場の「知らざあ言って聞かせやしょう」という名台詞はもちろんのこと、洗練され練り上げられた演出は歌舞伎の面白さ、楽しさにあふれています。
また、稲瀬川は短い幕ですが、勢揃いした五人男の名乗りのツラネの台詞、衣裳の柄、陰で伴奏している音楽などが、すべて五人男に合わせて変えられており、幕開きから幕切れまですべてが見所聞き所です。
歌舞伎をよくご覧になる方はもちろんのこと、初めて見る方にも必ずやお楽しみいただける一幕です。
弁天小僧をつとめるのは亀治郎。亀鶴の南郷力丸という活きのいい二人に加え、竹三郎が浜松屋幸兵衛で舞台を引きしめます。
また、日本駄右衛門には段四郎が扮し、五人男の頭領にふさわしい貫録を見せます。
一座が総出演でつとめる舞台にどうぞご期待ください。
出演俳優プロフィール
■市川亀治郎 いちかわ・かめじろう
二代目 澤瀉屋
昭和50年11月26日生まれ。市川段四郎の長男。58年歌舞伎座『御目見得太功記』の禿たよりで二代目市川亀治郎を名のり初舞台。平成10年7月歌舞伎座『義経千本桜』鮓屋のお里で名題昇進。
■市川段四郎 いちかわ・だんしろう
四代目 澤瀉屋
昭和21年7月20日生まれ。三代目市川段四郎の次男。32年4月歌舞伎座『熊野』の女童で初代市川亀治郎を名のり初舞台。38年5月歌舞伎座『雪月花三重暗闘』の沙那王で四代目市川団子を襲名。44年5月歌舞伎座『根元草摺引』の五郎ほかで四代目市川段四郎を襲名。
■坂東竹三郎 ばんどう・たけさぶろう
五代目 音羽屋
昭和7年8月4日生まれ。24年5月尾上菊次郎の弟子となり、大阪・中座『盛綱陣屋』の腰元で尾上笹太郎を名のり初舞台。34年三代目坂東薪車と改名し名題昇進。42年3月菊次郎の名前養子となり、朝日座『吉野川』の久我之助ほかで五代目坂東竹三郎を襲名。53年上方舞の東山村流の二世家元となり山村太鶴を名のる。
■中村亀鶴 なかむら・きかく
二代目 八幡屋
昭和47年6月18日生まれ。初代中村亀鶴の長男。父方の祖父は四代目中村富十郎、祖母は初代中村鴈治郎の娘の中村芳子。51年12月南座『時雨の炬燵』の伜勘太郎で本名で初舞台。平成2年国立劇場第十期歌舞伎俳優研修修了。3年1月伯父の中村富十郎門下となり中村芳彦を名のる。5年4月富十郎の部屋子となる。13年11月歌舞伎座にて『戻駕色相肩』の禿で二代目中村亀鶴を襲名。