あいちトリエンナーレ地域展開事業
あいちアートプログラム
展覧会　高木正勝　in　あゆち

映像作家・音楽家として国際的に注目を集める高木正勝が、
交流アトリウムで映像作品を展開します。
昼夜変化する展示は初の試み。訪れるたびに変化する作品を楽しんで！

日々の様子や最新情報はhttp://inayuchi.tumblr.com/　を見てくださいね

《展覧会　高木正勝 in あゆち　によせて》

　高木正勝さんの映像や音楽を見たり／聴いたりしていると、思わず映像の中に飛び込んでみたくなる／一緒に歌いたくなります。それは何故なのか、高木さん自身が書いた文章に、その理由をみつけることができました。
　――　多分、自分に確たる「わらべ唄」や「民謡」がないので、欲してるんでしょうね。何故、作り続けるかと問われれば、集めなければいけないと思ってるからだと思います。（蒼井優さん主演の映画「たまたま」の音楽を手がけた際の、高木さんの制作ノートから引用）　――　
このノートは映画音楽のために書かれたものですが、おそらく高木さんの映像作品も同様でしょう。「わらべ唄」や「民謡」に通ずる、懐かしく愛おしい感覚を、彼の作品が呼びさましてくれるのだと思います。だから、少し無邪気になって、歌ったり遊んだりしたくなるのかもしれません。
　ここに住まう人たち、子どもから大人まで、いろんな人たちとその感覚を大きなアトリウムの空間に漂わせてみたいと思います。彼の作品を体験することで、うたで、絵で。ここ“あゆち＝あいち”で。
　少し寒くなる12月。暖かくしておこしください。お待ちしています。　　　　かすがい市民文化財団

＊“あゆち”とは昔のあいちの地名のことです。
＊おひるは　モニターに、　よるは　アトリウムのまどに　映像がうつります
＊アトリウムにある　小さな“あな”の中でも　ご覧いただけます　おひとりさまで

関連イベント
★すたじお
“すたじお”では、みなさんの絵とうたを集めます。
高木正勝さんの「Ymene（ゐめね）」という作品のタイトルは、夢の根という意味の造語だそうです。
あなたの夢の根はどんなものでしょう？ 絵に描いてみませんか。
そしてあなたの夢の根に、住まう土地「あゆち＝あいち」に思いを馳せ、歌をうたってみましょう。
録音します。真剣に、楽しくうたいましょう。
集められた絵とうたは“うたづくり”で発表します。
［日　時］12月3日（土）、4日（日）、9日（金）、10日（土）、11日（日）、16日（金）、17日（土）
13：00－日没（17：00頃）
［場　所］文化フォーラム春日井・交流アトリウム

★うたづくり
すたじおで集めた絵と声をつむいで、うたづくりをします。
高木さんと一緒に、絵に囲まれたへやで歌ってみましょう。
［日　時］12月24日（土）、25日（日）14：00－16：00
［場　所］文化フォーラム春日井・ギャラリー
［定員］15名（歌いたい人、小学校6年生まで。12月10日（土）必着。）
［参加方法］〒・住所・なまえ・保護者のなまえ・電話番号・性別・年齢を明記のうえ、ハガキ・FAX・メールで申し込み。　
※観覧のみも可能。ただし、へやに入れる人数に制限あり。

★高木正勝（たかぎ　まさかつ）　映像作家 ／音楽家
1979年生まれ、京都在住。 CDやDVDのリリース、美術館での展覧会や世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。オリジナル作品制作だけでなく、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加、UAやYUKIのミュージック・ビデオの演出や、理化学研究所、Audi、NOKIAとの共同制作など、コラボレーション作品も多数。2009年のNewsweek日本版で、「世界が尊敬する日本人100人」の一人に選ばれるなど、世界的な注目を集めるアーティスト。　http://www.takagimasakatsu.com

［主催］あいちトリエンナーレ地域展開事業実行委員会、かすがい市民文化財団　
［協力］エピファニーワークス、あいちトリエンナーレ実行委員会
［運営協力］名古屋芸術大学美術学部・美術文化コース