児童文学の名作「家なき子」の映画版。本はもちろん、テレビドラマやアニメでもお馴染みの作品ではありますが、最新作となるこの映画、侮るなかれ!
雄大に広がる草原、深い森、美しい小川、古きヨーロッパの街並みに室内装飾、どこをとっても美しく、ついつい物語の中に没入してしまうのです。
今回、あえて吹き替え版で上映するのは、多くの子どもたちにも見てもらいたかったから。本を読んでイメージした自分だけの「残像」も楽しいのですが、映像美として想像以上の至福が詰まっているのも、おすすめポイントです。
お話は、旅芸人のヴィリタスが、みなし子の少年レミの歌声を牛小屋で聞いたところから始まります。レミの歌声を信じ、彼の未来を切り開こうと、旅を続けるヴィリタス。辛い別れや苦難も続く中、レミの素敵なメロディーが、レミの本当の母を引き合わせるのでした。
エンドロールに流れる、歌の「歌詞」も胸に迫ります。ここは字幕で追ってみてくださいね。