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【FORUM PRESSレポーター】「第28回日本舞踊鑑賞会」


FORUM PRESSレポーターによる「わたしレポート」。
2016年6月26日(日)に開催された『日本舞踊鑑賞会』のレポートです。

Report161「お師匠さんも初めての人も、大人も子どもも楽しめる!魅力たっぷり実力派の日本舞踊 」 紀瑠美

こんなに素晴らしい日本舞踊鑑賞会を地元で観られるとは、と嬉しい驚きでした。
春日井市の日本舞踊文化の発展を目的として始まったこの鑑賞会は、毎回、特別ゲストを迎え、今回で28回目。
第1部は、市内の舞踊家6名が、古典演目を1人ずつ順に披露する贅沢なプログラム。雪の降る幻想的な舞台に華やかな衣裳で舞う『鷺娘』では、舞台上で一瞬にして衣裳が変わりました。一方、『外記猿』では白屏風だけのシンプルな舞台で、あたかも猿がいるかのように猿回しを踊りで表現しました。
第2部は、特別ゲスト『五耀會』のトークでスタート。面白いやり取りに、会場は和やかな雰囲気に。日本舞踊の魅力を伝えるため4流派の舞踊家で結成された五耀會は、紋付き袴姿で様々な役を演じ分ける「素踊り」で、創作舞踊『さるかに合戦』を個性豊かに演じました。上演中も客席からは拍手や笑い声がおこり、盛大な拍手とブラボー!のかけ声と共に幕を閉じました。

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Report162 「日本の伝統ってすばらしい!!」 マエジマキョウコ

「日本舞踊って、こんなにバラエティーがあったんだ……」。
お芝居に夢中な娘と、なんとかお店に帰ってもらおうと奮闘する丁稚がコミカルな『団十郎娘』。雪景色の中、幽玄な冒頭から最後の「狂い」まで、幾度もの早変りで魅せる『鷺娘』。いなせな男踊りの『船頭』。芸者の粋なお色気がたっぷりの『俄獅子』。お座敷の情緒がしのばれる『外記猿』。そして寿ぎの『島の千歳』。衣装の艶やかさももちろんですが、踊りの多彩さにうっとりしました。
続いて特別ゲスト『五耀会』によるトーク。流派を超えて2009年に集った5人は、イケメン揃い。気取らない爽やかなトークに親近感がわきます。
そして『義太夫 さるかに合戦』。さっきの爽やかなイケメンはどこ?! はっちゃけた体当たりの熱演に、会場は笑いの渦に巻き込まれます。もう、一挙一動、目が離せません。「日本舞踊界を代表する実力派の真骨頂ここにあり!」と魅せられました!
日本の伝統舞踊のすばらしさを心から堪能した3時間でした。

Report163 「日舞って面白い!」 阪井真佐子

春日井市で3年に1度開催される『日本舞踊鑑賞会』も今年で28回を迎えると聞いて、さすが芸どころ名古屋の膝下だなと感心しました。長唄三味線を習っている私には、大好きな演目ばかりです。それぞれの流派の舞踊家が踊られる優美な立姿を堪能しました。中でも『鷺娘』は、いつ見ても楽しめる演目です。一瞬にして衣装が変わる「引き抜き」は圧巻で、日舞の醍醐味を感じました。そして、最後を飾ったのは、日本を代表する舞踊家で結成された『五耀會』による『義太夫 さるかに合戦』。もはや日舞を超えた、まるでお芝居のような世界でした。5人によるトークショーもあり、その中で、素踊りで表現することの大事さをお話しされていました。確かに紋付・はかま姿で見事に猿、蟹、臼、蜂、栗などを演じられ、加えて情景描写も巧みで、シンプルな舞台でも想像力を働かせて楽しむことができました。日舞を「面白い!」と思えたのは新鮮でした。

Report164 「さるかにがっせん たのしかったよ」 小学生レポーター(2年生)・たもとかんな

だい1ぶは、春日井の日本ぶようの先生方6人によるおどりでした。おもしろいうごきのおどり、せんすやお花などをつかうおどり、きれいなきものをきておどるおどりなどがありました。すばらしかったです。
だい2ぶは、ゲストのごよう会のみなさんが「さるかにがっせん」というえんもくをひろうしてくれました。「すおどり」といって、もんつきはかまをきておどっていました。さるや、かになどを「すおどり」でおどるのは、ひょうげんがむずかしいのかなと思いました。しかし、さるならさる、かにならかにというふうにわかりやすいふりでした。おもしろかったのでたくさんわらってしまいました。とくにおもしろいと思ったのは、かにの歩き方です。おもしろかったので、かえりみちにかにの歩き方をすこしまねしてみました。大きくなったらわたしも「さるかにがっせん」のえんもくをぶたいでひろうしたいです。