レポート
【FORUM PRESSレポーター】大人も子どもも楽しめる!「松竹大歌舞伎」
「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。
今回は、2017年7月23日(日)に開催された「松竹大歌舞伎」をレポート!
FORUM PRESSvol.82にもレポートを掲載しています。Report226はコチラからPDFでお読みいただけます。
Report227【楽しませる工夫いっぱい!】 紀 瑠美
「松竹大歌舞伎」は今年も満席。春日井では、ベテランの歌舞伎ファンを楽しませる一方、新しいファンの獲得にも力を入れています。例えば、「青少年鑑賞サポートプログラム」を利用した小中高生は、500円で鑑賞でき、公演直前のミニ講座やイヤホンガイドの無料貸出もあります。ミニ講座では、演目を人気アニメに、襲名のしくみを出世魚に例えて、子どもたちの興味をひいていました。事前講座に参加し、イヤホンガイドを聴きながら鑑賞すると、歌舞伎がぐんとおもしろくなります。一般向けの葛西聖司さんや歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんによる事前講座も毎年好評です。
ロビーは、春日井の地元店の工夫を凝らした「歌舞伎プリン」や助六寿司などを味わう人や、歌舞伎グッズやプログラムを購入する人などで賑わっていました。着物姿の人や外国の方もいました。
今回は、襲名披露公演。豪華な顔ぶれによる『猩々』『襲名披露口上』『熊谷陣屋』があり、特別な思いが伝わってきました。客席後方からは大向うの声がかかり、会場いっぱいに盛大な拍手が響きわたるなど、大きな盛り上がりを見せた「松竹大歌舞伎」でした。
「青少年鑑賞サポートプログラム」参加者向けミニ講座
会場ロビーの様子