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【FORUM PRESSレポーター】雀々・市馬 東西会


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2018年3月4日(日)に開催された、 【雀々・市馬 東西会】をレポート!
FORUM PRESSvol.86にもレポートを掲載しています。Report285はコチラからPDFでお読みいただけます。

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 Report286【所変われば】 宮川あけみ

落語に東西があると聞いて、「あっ、あれね」とわかった方は相当の落語好きかもしれません。本公演は東西会と銘打ち、東の江戸落語と西の上方落語の違いを楽しもうと開催されました。明確な違いは、上方では見台、膝隠、小拍子を使うこと。
東の柳亭市馬師匠は、江戸落語の保守本流をいく噺家、そして西の桂雀々師匠は「浪速の爆笑王」と呼ばれています。市馬師匠は演目『片棒』で、自慢のノドを披露。グッと引きつけられる男前の声に聴き入って、会場は水を打ったようにシーンとなりました。笑いも「フッフッフッ」と浮かんでくるような感じ。逆に、雀々師匠の演目『手水廻し』は、出だしから笑いの渦ができるほど。ドドドッと言葉の弾が次から次に飛んできて、受け止めきれません!全身で聴き、全身で笑いました。『所変われば品変わる』ではないけれど、同じ落語なのに東西で違いがあっておもしろい!と体感した時間でした。