レポート
FORUM PRESSレポーター
「1966カルテット ビートルズ&クイーンクラシックス」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2013/11/10(日)に開催された「1966カルテット ビートルズ&クイーンクラシックス」を、レポーター2名が紹介してくれました。
Report46 「あのビートルズが耳元でささやいた」 大竹喜代子
春日井市東部市民センターで、ザ・ビートルズの曲をクラシカルに奏でる『1966カルテット』のコンサートが、愛知県で初めて行われました。
「当日券があってラッキーだったよ」と言っていた若者がいました。ロビーに展示されていた貴重なビートルズのレコードなどのお宝を、懐かしそうに眺めるのは昔の若者たち。
コンサートは、ビートルズ初代ディレクターの高嶋弘之氏の愉快なお話から始まりました。1966カルテットはバイオリン二人とチェロ、ピアノの四人。素敵な女性たちが奏でた最初の曲は、テレビ番組『開運なんでも鑑定団』でお馴染みの『ヘルプ!』。二つのバイオリンでジョン・レノンとポール・マッカートニーの歌声を表現します。チェロのソロで『アンド・アイ・ラブ・ハー』そして、『イエスタデイ』…まるで、あのビートルズが耳元でささやいてくれたよう。
第二部では大胆な黒と赤の衣装で、マイケル・ジャクソンの『スリラー』や『リトル・スージー』などを演奏。そしてクイーンの『ボーン・トゥ・ラブ・ユー』までもクラシカルにしてしまった、陽気で可愛い四人でした。
Report47 「バイオリンが、ジョンとポールの歌声に!」 紀瑠美
『1966カルテット』は、若くて美しい女性四人組。「クラシックを演奏する若い女性が、なぜビートルズを?」と疑問でした。実は、ビートルズの初代ディレクター高嶋氏がビートルズをクラシックで演奏しようと企画し、結成したのが彼女たち。ジョンとポールの歌声を再現したいと考え、バイオリンを二台にしたり編曲にこだわったりと、ビートルズへの思い入れたっぷりです。実際に演奏が始まると、ジョンとポールの歌声が聞こえてくるような不思議な感覚に包まれました。
ファッションも演奏スタイルもビートルズをイメージした第一部は、ドレスではなくパンツスタイル。すらりとした彼女たちによく似合っていました。弦楽器三人の前に楽譜はなく、アイコンタクトをとりながらの演奏。ロックバンドのライブ感を大事にしつつも上品な演奏は、1966カルテットならではだと感じました。
休憩をはさんで始まった第二部は、マイケル・ジャクソンとクイーン。それぞれの世界観をクラシカルに表現していました。
[2014/04/04|投稿者:Y.G]