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【FORUM PRESSレポーター】インリーチ・コンサートVol.4おいでよアート・ドア かさなりあう弦 ヴィヴァルディ&モーツァルト


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2024年8月30日(金)に開催された
インリーチ・コンサートVol.4おいでよアート・ドア
かさなりあう弦 ヴィヴァルディ&モーツァルト
をレポート!

Report532 【手のひらが楽器に!】山田 真由美
「何でできているの?弦は?弓は?」から始まった、インリーチ・コンサートおいでよアート・ドア。詩(ことば)と楽曲を照らし合わせて情景を思い浮かべながら、音楽を感じたり、演奏に参加したりしました。
客席を演奏しながら走り回るヴァイオリンの弓の動きを必死に目で追いながら、弓に合わせて私たちも手のひらをこする曲もありました。摩擦で音を出すという弦楽器。弦と弓代わりの両手の平が熱くなるほど、子どもも大人も一生懸命でした。共演⁈が終わると、ひときわ大きな拍手が沸き起こり、会場は一体感に包まれました。間近で奏でられるコントラバスの重低音がずっしりと体に響くのを感じたり、ヴィオラの落ち着いた音色にじっくり耳を傾けるのも初めての経験でした。
今回、こうしたプロの演奏家による体験型の演奏会が、市内の保育園や幼稚園、学校などの子どもたちから幅広い市民に向けて行われていることを知り、またぜひ訪れたいと思いました。

Report533 【弦楽器の本当の美しさを体感】長村 己喜子
開場前から長蛇の列。皆さんとても楽しみにしている様子が伺えます。会場は200人程のスペース。始まると、生演奏を聴くのに相応しい大きさだと分かりました。眼前で奏でられる弦の音色に脳からα波が溢れるようで、心地よさを感じます。聞けば、学校を回って子どもたちに演奏やお話をされているそう。私の身近に弦楽器はあまりないので、触れ合う機会があるなんて、なんともうらやましい限りです。
最初の曲はヴィヴァルディの「四季」。この曲に添えられている詩があるなんて、ちっとも知りませんでした。解説のあと演奏が始まりまると、今までと全く違います。立体的に音が迫ってきて、ただ耳で聴いていた音が、この時は耳を経由して心と共鳴していると実感しました。加えて、軽快なおしゃべりや、時に客席を走り回る汗だくの熱演、さらに馴染みの深い選曲。身構えるストレスのないクラシック・コンサートで、心身ともにデトックスしていただきました。