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【FORUM PRESSレポーター】舞踊劇 御伽ノ介絵巻(おとぎのすけえまき)其の壱 ~桃太郎~


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2024年8月10日(土)に開催された
舞踊劇 御伽ノ介絵巻(おとぎのすけえまき)其の壱 ~桃太郎~をレポート!

Report536 【あっぱれ、粋で艶やか桃太郎】横井 八洲世
お子様ランチのように楽しみ盛りだくさんの舞踊劇桃太郎。第1部では日本舞踊や落語を分かりやすく解説した後、「普通の歩き方と踊りのすり足はどう違う?」とクイズが出されると、子どもたちは「ハイッ、ハイッ」と元気に手を上げ、答えると嬉しそうです。
第2部はいよいよ、煌びやかな着物に陣羽織を纏った桃太郎の登場です。テンポのいい語りと美しい舞で話は進みます。お供のイヌ、サル、キジはアニメーションで賑やかに参加。場面に合わせたピアノとバイオリンの音色も心に響きます。鬼ヶ島の決戦で桃太郎は刀を使わず、日の丸の付いた金の扇を振り、床をドン!と踏みならして戦います。みんなが大きな拍手で応援すると、桃太郎はどんどんパワーアップ。ついに鬼を退治することができました。
ミラーボールがキラキラ輝いたり、桃太郎が客席に降りて子どもたちとハイタッチしたり。まるで一緒に鬼退治したような気持ちになる楽しい舞台でした。

Report537 【舞踊×語り×音楽×映像!?】田本 莞奈
「はじめての伝統芸能体験」を子どもたちに届けようと行われた本公演。私は日本舞踊を習っていて舞台を観ることも多いですが、落語やクラシック音楽がどのように融合されるのか興味があり、観に行くことにしました。
着到がかかると、梅川壱ノ介さんの口上で幕開き。その後、日本舞踊や落語の見方を、舞台と客席の対話形式で楽しく学びました。三遊亭鳳志さんが小噺をすると、会場は笑いでいっぱいに。子どもたちもとても楽しそうでした。
公演後半の「桃太郎」は、舞踊と語り、クラシック音楽、アニメーションによる作品です。人間が舞うのは壱ノ介さん演じる桃太郎のみで他の動物や鬼は映像の中。それでも自然と物語に入り込めるような一体感でした。照明も工夫され、雷を表現したりミラーボールを使用したりと迫力満点。壱ノ介さんが客席に降りて、子どもたちとハイタッチをする場面もありました。
何度もカーテンコールが続いた本公演。“其の弐”の開催も楽しみにしています。