ホーム - FORUM PRESS - 人形劇団パン代表|近藤輝行さん 2021.10
主に東海三県の幼稚園や保育園を巡回し、「三匹のこぶた」「ジャックと豆の木」など、子ども向け作品を上演。全国各地のイベントを含めると、多いときは年間300回を超えるステージを届けてきました。劇中、子どもたちが人形と一緒になって笑ったり、泣いたり、声援を送ったりできるように、〝間〟を作ることを大切にしているそうです。 来年、創立40周年を迎えますが、2015年には近藤さんが脳出血で倒れ、劇団の活動は半年ほど休止、スタッフたちは退団を余儀なくされました。医師から「車いすでの生活になる」と言われた近藤さんですが、落ち込むどころか、「ベッドの上で舞台を載せた自動車、いわば〝パペットカー〟を思いつきました。実現まで6年かかりましたが、屋外で上演でき、コロナ対策にもなります。これでいろんな所へ行きますよ」と意気盛ん。「人形が動くと、子どもたちは命を感じ取り、想像力が無限に広がる。その時の輝く表情が大好き」と優しい眼差しを向け続けています。
照明や音響など舞台設備の整ったパペットカー
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人形劇フェスティバルが行われる視聴覚ホールは、コンサートなど多様なジャンルの利用に対応する多目的ホール。客座(全198席)は収納でき、広いフロアとして使用するなど様々なレイアウトが可能。全照明LEDで、鮮明に舞台を彩ります。