Life Storiesプロジェクトについて
●春日井市と自分史、そしてLife Stories Projectへ
1999年、愛知県春日井市は新しい文化施設をオープンするにあたって、「市民が主体となった文化芸術活動」を推進しようと、自治体として初の「日本自分史センター」を開設。かすがい市民文化財団が運営する当センターには、全国から約8,000冊の自分史が集まっています。
また2024年からLife Stories Projectとして、書くだけではない自分史の可能性を探り、さまざまな事業展開を行っています。
●自分史とは
歴史家の故・色川大吉氏(1925-2021)が「無名の庶民、無名の個人が、昭和という歴史の中でどのように生きてきたか」という趣旨でまとめた『ある昭和史―自分史の試み』(1975年刊)で体系化された用語。自叙伝とは異なり“一般市民”に焦点をあてたことで、世間に知られるようになりました。なお、生活綴方やふだん記をはじめとした庶民による文章運動は、国内外で脈々と行われてきたと言われています。
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