財団スタッフDIARY

0年0月の記事一覧


【インターンシップブログ】 
8/23夕涼みシネマレポート


こんにちは!
私は8~9月にかけて、かすがい市民文化財団にてインターンシップでお世話になっている、
名古屋造形大学大学院の原嶋恵梨奈です。

暑い夏が終わり、過ごしやすくなってきたと思ったら、雨の日が続きますね。
季節の変わり目、みなさんも体調にはお気を付けくださいね!

今回は、8月23日(日)に、文化フォーラム春日井・屋外で行われた『夕涼みシネマ』について報告させていただきます!

文化フォーラム春日井1Fの吹抜け空間「交流アトリウム」は、ガラスの大扉が開き、
外向きにイベントができるようになっています。
『夕涼みシネマ』は、この交流アトリウムに巨大スクリーンを吊り、屋外に客席を設けた映画会です。

夏の夜風に吹かれながら、映画と軽食を楽しめる開放感あふれるイベントで、
たくさんのお客様にご来場いただきました!

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会場には、春日井で人気のポップコーンカフェ 3BLOCKSさんによる移動販売も登場。
カラフルなポップコーンや綿あめ、ドリンクは大人気♪
開店と同時にあっという間に出来上がった行列は、映画が始まってもなかなか途絶えませんでした。

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さて、今回の上映作品は、『メアリーと秘密の王国』。
『アイス・エイジ』シリーズのクリス・ウェッジが監督を務めた、ファンタジー・アドベンチャーで、
小さい王国に迷い込んだ少女が、神秘の森の運命をかけた戦いに挑みます。

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大きなスクリーンに映し出された映像と、四方に設置されたスピーカーから流れる音響は、迫力満点!
お子様から大人の方まで、真剣に映画をご覧になっていました。

ご来場いただいたお客様にご感想を伺いました♪

「小学校で配布されたチラシを見てきました」と話すお母様と小学校4年生の息子さん。
「ずばり、このイベントの魅力は?」と尋ねると、
「映画の内容よりも、屋外で子供と一緒に映画を観られるところ。
昔は野外上映イベントがよくあったけれど、最近は少なくなりましたよね。懐かしいです」
とお話しいただきました。

確かに、屋外で映画…って、なかなかありませんし、特別に感じますよね。
地域の方々の交流の場として、ご近所さんやお友達と感動を共有できるのも魅力的です!
皆様の心に残る、夏の思い出のひとつになれば幸いです。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
かすがい市民文化財団は、今後も楽しいイベントをたくさん企画していく予定です!
ご家族、お友達をお誘いあわせの上、是非ご参加くださいね。


【FORUM PRESSレポーター】 
「女優・室井滋×絵本作家・長谷川義文 絵本朗読&ライブショー」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/6/15(土)に開催された朗読ライブ「女優・室井滋×絵本作家・長谷川義文 絵本朗読&ライブショー」を、レポーターが紹介してくれました。Report103はFORUM PRESS vol.69からどうぞ(PDF:7.88MB)

Report104 「何が飛び出すかわからない、玉手箱を開けよう」 伊藤弘子

テレビや映画でおなじみの室井滋さんと、強烈な絵柄が印象的な絵本作家・長谷川義史さんの朗読ライブです。一体何が始まるのか予測もつきません。室井さんの力強い朗読に合わせ、大きな紙に黒々とす早く描かれるド迫力の絵。客席の子供たちは笑いころげ、大人たちは、呆気に取られています。『じゃがいもポテトくん』や『ようちえんいやや』は作者も大声で歌います。室井さんが歌が上手いことは折り紙付きですが、最近の絵本作家は朗読に加え、歌もトークも達者なのかと感心しきり。休憩の後の二部では、『へっこきよめどん』で会場の親子たちをステージに上げ、一番の盛り上がりを見せます。ピアノの大友剛さんが読む『ねこのピート』もノリノリで沸かせたし、サックスの岡淳さんの演奏は心にしみました。『しげちゃん』では室井さんの声の魔術師ぶりに改めて脱帽。アンコールの『へいわってすてきだね』は、スクリーンに写し出される美しい色の絵を見ながら、平和について思いを馳せました。

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Report105 「“しげちゃん一座”は芸達者」 紀瑠美

室井滋さんの名前にまつわる絵本『しげちゃん』では、子どもの「しげちゃん」と「お母さん」を室井さんが朗読。瞬時に演じ分けていて、さすがでした。
『じゃがいもポテトくん』は、じゃがいも一家が離れ離れになる話。室井さんの情感たっぷりな一人芝居を観ているようで、素晴らしかったです。「悲しい話です」と長谷川さんが決めゼリフを言うたび、客席から笑いが起きました。
『へっこきよめどん』では、舞台に上げられたお客様5人が「へっこき」を再現し、盛り上がりました。
ライブ紙芝居は、室井さんの朗読に合わせて、白い紙に長谷川さんが絵を描いていきます。絵が変化していくのが面白かったです。
ピアニストの大友さんが翻訳した絵本『ねこのピート』では、ラップのリズムで会場みんなと大合唱しました。コミカルな歌『パンチパーマ』は、格好よくサックスを吹いていた岡さんの作詞作曲。ギャップに驚きました。
突如、室井さんがおでこでピアニカを演奏。お見事でした。

Report106 「『最高っ!!』のステージ、『スゴク、サンキュッ!!』」 前島恭子

楽しさいっぱい、モリモリの盛りだくさん!! 朗読はもちろん、歌ありトークあり。舞台に目も耳も心もくぎづけです!
室井さんの朗読にあわせて長谷川さんが絵を描くライブ紙芝居『はいチーズ』でショーは幕を開けました。続いて『じゃがいもポテトくん』『ようちえんいやや』『きらきらは・は・歯』。パワフルでコミカルな室井さんの朗読と、関西弁のとぼけた長谷川さんの語りに、会場は笑いに包まれました。歌はラップにブルースにワルツetc……。手拍子やかけ声で盛り上がり、軽妙なトークに会場はさらに沸きかえります。
お客様が参加した『へっこきよめどん』、ピアノの大友剛さんが訳・朗読した『ねこのピート』、長谷川さんと室井さんの出会いの『しげちゃん』。アンコールの『へいわってすてきだね』まで一気にかけぬけた2時間でした。
『ピート』のセリフをお借りして、こんな言葉を贈りたいと思います。―「『しげちゃん一座』かなり最高っ!!」

Report107 「楽しさたっぷり! 朗読ライブ」 ますだ けいこ

絵本作家・長谷川義史さんと女優・室井滋さんに音楽家の二人も加わった『しげちゃん一座』の公演は、ライブ紙芝居・『はいチーズ』から始まりました。「ちょっとアホな」5才の義史くんとチーズの話です。長谷川さんらしいほっこりした絵が、ボードに輪郭線だけで描かれてゆき、お話も躍動感たっぷり。ちょっとしんみり、たっぷり笑いのさじ加減は、さすが大阪人!
続いてスライドで絵を見ながら、絵本の朗読を聞きました。その昔、わが子に読み聞かせをしていたころ、小さなところまでよく見ているのに、驚いたものでしたが、読んでもらいながらだと、本当に絵がよく見えて、子どもの気持ちが分かりました。じゃがいも一家に虫歯ファミリー、絵もお芝居のような朗読も、音楽も堪能しました。
圧巻だったのは『しげちゃん』。実話です。男の子みたいな「しげる」という名前に不満をもつ室井さんが、由来を知って、その名を大好きになるお話です。さすが女優さん! お母さんとの宝物のようなエピソードが輝いていました。

Report108 「しげちゃんの朗読ライブ」 大橋正枝

室井滋は私の大好きな女優さんです。
今日はその女優さんと絵本作家・長谷川義史さんがどんなライブをするのかと、ワクワクドキドキで出かけて行きました。最初に朗読をする室井さんの声が可愛らしいことに驚きました。その声に即興で描いた長谷川さんの絵がついてきます。軽快な筆さばきでした。朗読は感情を入れずに読むという人もいますが、そこはライブと名がつく今回ですから、絵本に音楽がつき言葉がつき、その上、身振り手振りでお芝居のようでした。
室井さんがメリハリのあるアクションをすると、長谷川さんの柔らかい関西弁が雰囲気を和ませてくれ、いいコンビだなと思いました。墨絵に色を付けたような柔らかな絵は、なんだか長谷川さんにも似ています。
読み聞かせの中で、肉屋のチーズを腐った石鹸と言ったとき、観客全員が大笑い。笑いのツボは大人も子どもも一緒でした。『しげちゃん』という絵本は室井さんの小さい頃のお話です。わたしはその幼い頃のお話を聞いて、ますます室井さんのファンになりました。


【FORUM PRESSレポーター】 
「50周年記念 加藤登紀子コンサート~終わりなき歌~」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/5/24(日)に開催されたコンサート「50周年記念 加藤登紀子コンサート~終わりなき歌~」を、レポーターが紹介してくれました。

Report99 「最高のプログラムの特別なコンサート」 伊藤弘子

個人的に加藤登紀子さんとは同世代で、彼女の夫だった藤本敏夫氏のことを人知れず「カッコいいなぁ」と思っていた者としては、待ち遠しかったコンサートです。ステージに現れた彼女は以外と小柄。私の大好きな『さくらんぼの実る頃』で始まり、シャンソンが多いのかと思ったら『琵琶湖周航の歌』『ひとり寝の子守唄』など親しまれたヒット曲が続きます。何というパワー、そして生きる姿勢の揺るぎなさ。これこそが半世紀歌い続け、人々に支持されるゆえんなのでしょう。一曲毎に彼女のレパートリーの広さと、音楽に対する思いの深さが伝わってきます。トークで披露された映画で共演した高倉健とのエピソードなどからは、彼女の気どらない一面を見た思いがしました。二部の『愛の讃歌』は圧巻でしたし、アンコールで百名を超える春日井市民合唱団と歌った『百万本のバラ』は一番の盛り上がりを見せ、五十周年記念コンサートを、より感動的なものにしていました。

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Report100 「デビューから50年という格好良さ」 かつみⅠ

一曲一曲を魂が宿った歌詞で丁寧に紡ぎ、歌手人生50年をお芝居で演じたかのようなコンサートでした。デビューの頃の『赤い風船』や、獄中の彼を思う『ひとり寝の子守唄』、新しい時代への『Revolution』、震災の一週間後に作ったという『今どこにいますか』など、情感たっぷりの熟成された歌声を響かせてくれました。トークでは、高倉健さんと夫婦役として映画で共演した時の楽しい会話を披露して、観客を沸かせます。客席にも降りて一人一人に挨拶するように歌う姿はなんともフレンドリー。それでいて「男って散り際ばっかり考えている。その後には実が成るのよ」とおっしゃるところ、波瀾を潜り抜けてきた、格好良い人生の先輩を思わせます。最後の『百万本のバラ物語』では100名を超える春日井市民の合唱とともに、巨大な薔薇の花の舞台装置の前で歌うおときさん。百万本にも負けない、年輪を重ねた得も言われぬ存在感に、ただ私は圧倒されました。

Report101 「歌手50周年の特別なコンサート」 紀瑠美

50周年ということで、曲に込めた想いや、曲にまつわる思い出話を交えながら、『ひとり寝の子守唄』や『愛の讃歌』など、とっておきの 20曲を歌ってくれました。シャンソンコンクールを経て歌手デビューした話、夫・藤本敏夫さんのこと、引っ張ってくれる人との出会いがあって歌手を続けてこられた話など、トークも興味深かったです。客席に降りて、歌いながらファンと握手をする嬉しい演出もありました。
アンコールでは、『知床旅情』を熱唱した後、このコンサートのために特別に結成された市民合唱団が客席後方からステージに登場し、100名をこえるメンバーが登紀子さんと『富士山だ』を楽しそうに歌いました。最後は、『百万本のバラ物語』です。曲が生まれた国ラトビアの言葉で歌ったり、登紀子さんの朗読と合唱団のコーラスのコラボレーションなど、特別な『百万本のバラ』でした。
愛情あふれる素晴らしいコンサートでした。

Report102 「FOREVER お登紀さん!!」 前島恭子

おときさんは輝いていました。その輝きに会場が包まれて、皆が暖かい気持ちに満たされました。「愛」と呼ぶにはあまりにもスケールの大きな、けれどそれがおときさんの「愛」のカタチなのだと感動しました。
第1部では『さくらんぼの実る頃』から『Revolution』まで、半世紀を語る歌を。客席に降りて握手をしながらの『琵琶湖周航の歌』は私の亡き父が大好きだった歌で、おときさんの姿が涙でにじんでしまいました。
第2部は『命結-ゆちぬい』『青いこいのぼりと白いカーネーション』『愛の讃歌』など3.11後のエールの歌。力強い歌声が心に染み渡ります。
圧巻はアンコールの『百万本のバラ物語』。100人以上の市民合唱団とともに会場も参加しての大コーラスとなりました!
お登紀さんの歌は不思議。重い半生の上に立ちながら、突き抜けたように軽妙で明るいのです。限りなく惹き付けられて包み込まれる、言葉に尽くせない2時間でした!!


【FORUM PRESSレポーター】 
「石井正則~Sound of Story~言葉と音楽で綴るコンサート」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/4/18(土)に開催された朗読ライブ「石井正則~Sound of Story~言葉と音楽で綴るコンサート」を、レポーターが紹介してくれました。Report95はFORUM PRESS vol.69からどうぞ(PDF:7.88MB)

Report96 「目の前には本の世界!石井朗読ワールド!」 野口 颯一朗(中学生レポーター)

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ…」。真っ暗なホールの中、一筋の光に照らされた石井正則さんが最初に朗読したのは、ご存知、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』です。しっとりと柔らかい石井さんの声は、賢治の思いをより味わい深く伝えてくれました。
朗読作品の中には、春日井の昔話もあり、住んでいてもなかなか知ることのできないような地域の伝承を聞く事ができました。
朗読の合間や前後には、元宝塚の渚あきさんの澄んだ歌声や“一人オーケストラ”山本愛香さんのピアノとパーカッションの演奏があり、タイトルにふさわしく、いつまでも飽きることのない公演でした。
また、即興朗読では、商工会議所便りをサスペンス風に読んだり、大吉のおみくじを3分クッキング風に読んだりして、会場を沸かせました。
笑いあり、感動あり、驚きあり…。読書が嫌いな人でも、本に親しみ楽しむことができる石井朗読ワールド。石井さん、これからも多くの人を本のとりこにしていってください!

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Report97 「表情豊かで生きている朗読」 のぐちりえ

芸人でもあり俳優でもある石井さん。ただ単に本を読み上げるだけの朗読会ではない。ピアノを弾きつつ他の打楽器をも操る一人オーケストラの山本愛香さんと、涼やかな歌声で華を添える渚あきさんが脇を固め、演出はもちろん、読む題材も、喜怒哀楽に富んだ生き生きとしたものばかりだった。
変調されたピアノ伴奏が不穏な空気を醸す中、鬼に残忍な仕打ちをする桃太郎を描いた芥川龍之介の新訳昔話『桃太郎』を、鬼気迫る勢いで読み上げたのが印象に残った。
また、春日井のむかし話を朗読したり、その場でお客さんから渡された「春日井商工会議所便り」を即興でサスペンスドラマ風に読んだりと、遊び心のある演出も良い。
他に宮沢賢治や海野十三、太宰治などの名著を表現豊かに朗読。「この朗読を聴いて、その本を読んでみようという気になって欲しい」という石井さんの思惑にまんまと嵌った気がする。図書館で借りて読んでみよう!

Report98 「さすがタレント 多彩な才能溢れる朗読ライブでした。」 伊藤弘子

石井正則さんは、『古畑任三郎』での何だか不思議な刑事役が印象的でした。その彼が朗読に挑戦するということで、どんな趣向になるのかと期待していました。共演は、ピアノやパーカッション等様々な楽器を操る山本愛香さんと、元宝塚の娘役・渚あきさん。演奏と歌にトークを混え、『雨ニモマケズ』で幕が開きました。芥川龍之介の『桃太郎』のユニークな解釈にはびっくり。昭和初期の作家、海野十三の『遊星植民説』は、ゴムホースを振って宇宙を思わせる神秘的な音を表現し、私たちをSFの世界へ誘ってくれます。
朗読というと少し地味な感じがしますが、こちらは音色も色彩も豊か。春日井の民話も取り上げ、観客の図書館貸出券やおみくじに、サスペンス調や三分クッキングのピアノ伴奏を被せ、巧みな声色で書いてある文章を読む試みは、想定外のおもしろさでした。
最後の太宰治作『葉桜と魔笛』では登場人物を見事に演じ分け、楽しく新しい朗読の世界を充分に味わわせてもらいました。


フロントスタッフ防災訓練


6月20日(土)春日井市民会館にて、かすがい市民文化財団サポーターのフロントスタッフが、
毎年恒例の防災訓練を行いました。

今年の防災訓練のテーマは、「災害のとき、被害を最小限にとどめるために、私たちにできること」
この日集まったフロントスタッフ16名で、①消火設備の場所、②AEDの場所、③危険な個所
を再確認するため館内を探索し、市民会館の防災マップづくりを行いました。

市民会館の図面を片手に、真剣なまなざしで館内の危険個所を探すフロントスタッフの皆さん。
「楽屋の方は非常口が少ないから、非常口の案内をしっかりしないとね」と、さっそく鋭い意見も!!

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「この手すりの角も避難のときは危ないかもね」。
普段、何気なく使っている施設にも意外な発見がありました。

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館内を見回った後は、いよいよフロントスタッフ版市民会館防災マップの作成です。
館内を見回って、「ここは危険だ」と思った場所をそれぞれ発表。
それに対し、「どんな防災対策ができるか」も話し合いました。
財団スタッフは、フロントスタッフの皆さんから出た意見やアイデアを付箋に書いて貼り、防災マップを作りあげていきます。

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話し合うこと30分。フロントスタッフからのたくさんの意見で、渾身の防災マップが完成しました。
この日作った防災マップは、今後の市民会館の防災対策に役立てていきたいと思います。

市民会館の防災マップを作り終わった後は、誘導スタッフ役、観客役に分かれて、火災や地震を想定した避難訓練も行いました。

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毎年、防災訓練を繰り返しているフロントスタッフの皆さん。
火災の訓練も、地震の訓練も、素早く的確に観客役のスタッフを避難誘導することができました。
フロントスタッフの皆さんの高い防災意識に、心強さを感じた1日でした。


【入社1年目・新人スタッフ鈴木のアレコレ紹介】
Vol2.FORUM PRESSレポーターのみなさん


みなさまこんにちは!
前回のブログでは当財団の情報誌、FORUM PRESSについてご紹介しました。

そのFORUM PRESSと、このブログ「スタッフDiary」に掲載されている
イベントの鑑賞レポートを書いてくださっているのが、
「FORUM PRESSレポーター」のみなさんです!

レポーターさんは春日井市や周辺にお住まいの方々で、年齢も経歴も様々。
ライターの経歴をお持ちの方や、エッセイ講座を受けている方、趣味で短歌や俳句を詠まれる方も…。

お手紙が同封された直筆のレポートや、小学生のお嬢さんが試しに書いてみたというかわいいレポートを送ってくださるレポーターさんもいらっしゃって、毎回ワクワクしながら読んでいます。
現役中学生レポーター・野口颯一朗さんは、塾に公演のポスターを掲示してもらえるよう掛け合ってくださるなど、職員も驚く大活躍です。

そんなレポーターさんの活動を、4月から私が担当させていただいています。
少し前のお話になってしまうのですが、入社してすぐの4月に行われたのが「レポーター研修」。
文章の書き方について改めて考え、レポーターさん同士意見を交わしてもらうための研修です。

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最初に当財団の広報コミュニケーショングループ・山川マネジャーによる、文章上達のためのレクチャーがありました。
「読む人への思いやりを持つ」「自分の体験から具体的に書く」「5W1Hを意識する」
などなど…。基本的なことですが、きちんと実践するのは難しいことです。

その後、レポーターのみなさんが、今までレポートを書いてみての感想や疑問を話し合います。
「最初の一文字、一文が難しい。書き始めたらすらすら書けるのに…」
「最初にたくさん書いてから、後から削ったり整えていく作業が気持ちいい」
「いつも公演を観ながら、どう書こうか考えている」
といった意見が交わされ、レポーターさん同士共感し合う場面も多くありました。

みなさん、400文字という限られた文字数で書くことに苦しみながらも、楽しんで書いてくださっていると感じました。
私自身も、文章を書くことについて改めて考えるきっかけになった研修でした!

最新号のFORUM PRESS vol.68と、スタッフDiaryには、
「塔本シスコ展」「大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト」
のレポートが掲載されています。ぜひご覧ください!

FORUM PRESSはコチラ⇒FORUM PRESS
スタッフDiaryはコチラ⇒塔本シスコ展大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト
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ちなみに、このレポーター研修と同じ日、別の場所では…

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財団の「サポーター研修」が行われていました!
サポーターさんは公演の時にフロントスタッフとして活動してくださる方々です。
お客様を迎える際に大事なことの説明に、みなさん真剣に耳を傾けています。

レポーターさんは鑑賞の面から、サポーターさんは運営の面から、財団の活動をサポートしてくださっているのです。
財団の活動には、こうした市民の方々の協力が欠かせないものなのだと実感しています。
わたしもみなさんのパワーに負けないよう、頑張らねば!と思っています。


FORUM PRESSレポーター
生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/3/7(土)に開催されたコンサート「生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ vol.1 モーツァルト」を、レポーターが紹介してくれました。Report91はFORUM PRESS vol.68からどうぞ(PDF:6.34MB)

Report92  「茂木さんの情熱と生演奏に感動」 紀留美 

クラシックコンサートというと、ときに目を閉じ音に集中して楽しんでいます。しかし今回は、目も耳も頭もフル回転でした。
第一部は、オペラ『フィガロの結婚』。18世紀後半の演奏会を体感できる工夫が2つありました。一つは、交響曲『ハフナー』を楽章ごとにわけたこと、2つ目はオペラからすてきな曲を選んでの演奏です。交響曲第一楽章の後に、オペラが始まりました。オペラ歌手が一人ずつ登場して、素晴らしい歌声を披露しました。オペラの2つの幕間には、交響曲の第2、第3楽章がそれぞれ演奏されました。オペラの粗筋などをスクリーンで見ながら演奏を聴くので、分かりやすく面白かった です。
第2部は、交響曲第40番。茂木大輔さんの解説にあわせ、オペラ歌手とオーケストラの演奏が聴ける贅沢な企画に驚きました。
茂木さんのモーツァルトへの愛情や、良さを伝えたいという熱意が伝わってきました。今後の『大作曲家の大傑作シリーズ』が楽しみです。

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Report93  「視覚と聴覚で感じるコンサート」 のぐちりえ 

もはや春日井の“お家芸”とも言えるスクリーン投影付きコンサート。その投影が本領発揮されたコンサート『生演奏と投影で綴る大作曲家の大傑作シリーズ』の第一弾が開催された。
交響曲第35番ニ長調『ハフナー』の曲調にあわせて、その生い立ちがスクリーンで紹介されたのは、作曲家の中で一番研究されているというモーツァルトだ。
茂木大輔さんの軽快ながらも、奥の深いモーツァルト談義を聴いてから、その解説にあった曲の部分を、名フィルの素晴らしい演奏で聴く、というなんとも贅沢で密度の濃いコンサートであった。「『交響曲第40番』ト短調第4楽章のバイオリンの旋律はベートヴェンのあの『運命』の第3楽章にオマージュされている」とか、「シューベルト、ハイドンなどにも多大な影響を与えた」という解説を聴くと、影響を受けた作曲家達の曲も聴きたくなるというものである。
今後も第2弾、3弾と続くこのシリーズを楽しみにしたい。

Report94  「大傑作から大発見!」 中学生レポーター 野口颯一朗 

今回初めての試みであった『大作曲家の大傑作シリーズ』。第一弾はモーツァルトでした。この公演は、『のだめ音楽会』から更にパワーアップした茂木大輔さんの解説と名フィルの素晴らしい演奏、そして三人のオペラ歌手の力強い歌声が楽しめるものでした。
第一部では、歌劇『フィガロの結婚』から選りすぐりの曲と交響曲第35番『ハフナー』が演奏されました。この『ハフナー』は、モーツァルトの時代の演奏会を再現するために『フィガロの結婚』の合間に演奏するという貴重な試みでした。
第二部は、誰もが一度は聴いた事があるであろう『交響曲第40番』を茂木さんの聴き所解説を交えながらの贅沢な鑑賞となりました。この解説を意識して改めて聴いてみると「この楽章はしっとりしているなぁ、なんか物悲しげだなぁ」と、新たな発見をすることができました。皆さんも茂木さんの解説を聞いて、名曲の新たな感じ方を見つけてみませんか。


FORUM PRESSレポーター
「塔本シスコ展 こどもの心をもったおばあちゃん画家」


FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2015/2/14(土)~3/29(日)に開催された展覧会「塔本シスコ展 こどもの心をもったおばあちゃん画家」を、レポーターが紹介してくれました。Report89はFORUM PRESS vol.68からどうぞ(PDF:6.34MB)

Report90  「ありのままに描いたら、こうなった」 伊藤弘子 

三年前、同じ文化フォーラムで一点だけ見た塔本シスコさんの絵に、再会することができました。今度はたっぷり時間をかけて……。
シスコさんの絵はその名前と同様に、ユニークで夢に溢れています。彼女は五十歳を過ぎてから絵を描き始めたそうですが、普通の人ならばそろそろパワーも創造力も衰えてくる年齢です。以後四十年、衰えるどころか益々自由に、エネルギッシュに、カラフルで一度見たら忘れられない世界を表現し続けました。
絵を始めるまでの長い人生の積み重ねが、一気に爆発したのでしょう。シスコさんの描く蛇の背はヌラヌラと輝き、花火は妖艶に、無邪気に咲き誇ります。故郷、思い出、家族、題材は何でも、ダンボールやトレイ、菓子箱等にも描きました。絶筆の小品「シスコの月」の見事さにはホッと癒され、人生こうありたいと思う美しさでした。久しぶりにあの言葉を思い出していました。
「芸術はバクハツだ!!」

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【入社1年目・新人スタッフ鈴木のアレコレ紹介】
Vol1.情報誌FORUM PRESS


はじめまして!
この春からかすがい市民文化財団の仲間入りをしました鈴木と申します。
これからこのスタッフDiaryにて、かすがい市民文化財団のアレコレを
紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします!

さて、みなさまは「FORUM PRESS」をご存じですか?

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かすがい市民文化財団が二か月に一度発行している情報誌です。
先日、まだ財団のことを何も知らないから少しでも勉強しよう!と、
過去のFORUM PRESSを読んでいたのですが……
これがとっても面白いのです!
過去にやっていた企画に関連した特集、スタッフや市民の方のコメントなどなど、
読んでいるとこれまでの財団の歩みをぐっと身近に感じることができました。

その中で私のお気に入りの記事をご紹介します!
あっ、これ見たことある!という方もいらっしゃるかもしれません。

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PDFのダウンロードはコチラ(2.68MB)

財団10周年である2010年の11月26日に発行された「号外FORUM PRESS」に掲載された記事です。
アーティストの方からいただいた10年分のサインを市民会館の楽屋に広げて、
スタッフたちが思い出の公演について語っています。
みんなとてもいい笑顔をしていますよね!
これを広げていたら周りにいた先輩たちがみんな「なつかし~!!」と大笑いしていました。

過去のFORUM PRESSを今読んでも面白いのは、ただ公演情報をお知らせするだけでなく、
このサインの記事のようにアーティスト、スタッフ、そして市民の方といった
財団に関わる様々な人の姿を感じられるからかもしれません。

FORUM PRESSは文化フォーラム春日井をはじめ、市内で配布しています。
開いていただけたらきっとひとつはアンテナにピピッとくる情報があると思います。
ぜひぜひお手にとっていただき、そして感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
FORUM PRESSがこれからもっともっとみなさんのコミュニケーションの場として
愛される存在になったらいいなと思いました。


【WSレポート】
ミュージカルの3大要素「演技・歌・ダンス」を体験!2014/9/17(水)


12月23日(火・祝)に春日井市民会館で開催するミュージカル『クリスマス・キャロル』に先駆け、市民向けのミュージカル体験ワークショップを開催しました。

『クリスマス・キャロル』といえば、チャールズ・ディケンズによる不屈の名作。ケチで冷酷なスクルージが、亡くなった同僚マーレイや精霊とともに、過去・現在・未来を旅しながら新しい人生を歩み出す、感動の物語です。100年以上も読み継がれてきたこの物語を、劇団スイセイ・ミュージカルが、新たなシーンとコメディータッチな演出をふんだんに取り入れ、より一層心の温まる物語に仕上げました。

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ミュージカルに出演する、吉田要士さん(マーレイ役)と渡辺亮さん(ボブ役)、そしてダンスキャプテンの松橋頼良さんの3人が講師となり、市民の皆さんにミュージカルの3大要素である「演技・歌・ダンス」の“キモ”を伝授します。

①ダンスレッスン
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入念なストレッチ体操のあと、3人ごとにグループを組み、物語に出てくる『過去・現在・未来』の精霊役になりきってダンスを踊ることに。参加者はほとんど初対面同士ですが、松橋さんの楽しいレクチャーと身体を動かすことで良い雰囲気ができ、すぐに仲良しになりました。
25名の参加者のうち2名だけだった男性参加者は、草刈正雄さん演じる主役『スクルージ』の役を担うことに。ストレッチで流した気持ちのいい汗が、冷や汗になって額から垂れはじめます…。ドキドキ!
体も十分温まったので、舞台映像を見ながら動きを真似てみます。実際に舞台で使われる音楽がスピーカーから流れ始めると、参加者のテンションがグッと上がります。それに合わせて演技力もメキメキと上達!

②セリフ練習
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「演技に大切なのは、リラックスすることです」と語る渡辺さん。“やろうやろう”とすると、返って固くなってしまうそうです。楽しいトークを聞きながら、身体をブラブラさせます。
心も身体もリラックスしたところで、口まわりのトレーニング。「あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ」という独特の練習方法を体験します。まるで呪文のような言葉がずらり…。脳トレにもなりますね。渡辺さんに倣い、声を出してみる参加者。でも渡辺さんがスピードを煽ると付いてず…。かえって笑いが溢れてきます!

③演じてみよう!
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「セリフを話す前に、一歩前に出ると良いですよ」という吉田さんのアドバイスもあり、少しずつミュージカル俳優らしい動きが出来てきました。
グループ毎に演技発表をすると、「前のグループよりも上手に、面白く!」と、みなさんヒートアップ。演技になれてきた男性は、「動きがバラバラだがね~」と名古屋弁のアドリブを入れ、笑いを誘います。それを女性がパワフルに追い詰める!(笑)グループそれぞれに工夫を凝らした演技に、会場の熱気はグングン上がります。

④歌のレッスン
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最後は歌のレッスン。吉田さんのピアノ伴奏に合わせ、参加者たちは合唱団張りの声量でミュージカル挿入歌「それぞれの世界へ」を歌い、講師たちをビックリさせました。吉田さんは歌詞の内容と登場人物の心情を丁寧に説明。それを聞いた参加者たちは、歌にありったけの気持ちを込め、最後には美しいハーモニーを奏ではじめました。あまりの素晴らしさに感極まり、歌の途中、タオルで目頭を押さえる女性も。歌詞もメロディーも最高に素敵なこの曲、本公演でも体験してみたいですね♪

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ワークショップが終了後、記念写真をパチリッ。
みんなでミュージカル劇団を組みたくなるほど意気投合しました。

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ワークショップ参加者/今井さん
「昔は自分たちで劇団を組んで活動していました。プロの方の指導はとても新鮮で、貴重な体験になりました。大好きなお芝居に触れられて、楽しかったです」

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ワークショップ参加者/稲葉さん
「不安と期待で参加しましたが、楽しさ100%でした。以前、市民オペレッタに参加していたことがありますが、ミュージカルの手ほどきを受けたのは初めてで、とても勉強になりました。あと、女性がパワフルで圧倒されましたね(笑)」

■ミュージカル「クリスマス・キャロル」
開催日:12月23日((火・祝)18:30~
会 場:春日井市民会館
※託児サービスをご利用いただけます。