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今年も開催します!「夕涼みシネマ」

文化フォーラム春日井1Fの吹抜け空間「交流アトリウム」。実はガラスの大扉が開き、外向きのイベントができるようになっています!
『夕涼みシネマ』(入場無料)は、交流アトリウムに巨大スクリーンを吊り、涼しい夜風に吹かれながら映画をお楽しみいただけるよう、屋外に客席を設けた映画会です。(雨天時は交流アトリウム内での鑑賞となります…。お願い、晴れて!)

会場には、春日井のカフェBERGENさんによる移動カフェも登場!冷たいドリンクと美味しいフードを片手に、美しいアニメーション映画をお楽しみください。上映作品は、昨年好評だった三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー『夜のとばりの物語』シリーズの第1作目。影絵のような美しい映像美を創り上げるフランス映画の巨匠ミッシェル・オスロが、愛をテーマにした6つ短編物語をお届けします。
夏休みの思い出作りに、みなさんでお越しください!
さて、例年にも増して暑さの厳しい今夏。「家庭のエアコンを切って文化フォーラムに集まり、節電に取り組みましょう」というコンセプトで開催している『昼涼みプロジェクト』では、毎週金曜日に開催しているワークショップが大盛況!小さなお子さまとともに、お父さまお母さまも夢中になって、アート体験を楽しんでいます。

左=「好きな色で好きな言葉を書こう!(8/1) 右=「紙版画に挑戦しよう!(8/8)」

左=「光の箱をつくろう!(8/15)」 右=「消しゴムはんこをつくろう!(8/22)」
8/29には「南京玉すだれに挑戦しよう!」を開催。チンドン屋経験のある当財団スタッフが、南京玉すだれの技を楽しく伝授します。事前申込制(参加費500円)。みなさんのご参加、お待ちしてます!
■「夕涼みシネマ」
開催日:2014年8月27日(水)19:00~
会 場:文化フォーラム春日井・屋外(春日井市役所の市民広場)
無料
■「昼涼みプロジェクト 子供向けワークショップ 」
8月の毎週金曜日 開催
会 場:文化フォーラム春日井・交流アトリウム
【広報の舞台裏】 映画が生まれた風景
平成19年度からスタートし、今年度で7回目となる名作シネマ鑑賞会。
毎年、冬の寒い時期に開催していましたが、今年は暑い夏、お盆の時期に開催します!
上映するのは、叙情派の巨匠「木下惠介」監督の4作品。懐かしい~!と思う方も、たくさんいらっしゃることでしょう。

ⓒ酒井英治
上映に先立ち、関連展示として、文化フォーラム春日井・交流アトリウムで、福島県いわき市の空撮家・酒井英治さんの写真展示を現在開催しています。
関連?何が関連なの?
全ては、木下監督の作品『喜びも悲しみの幾歳月』に端を発するのです。
今回の上映作品の一つである映画『喜びも悲しみも幾歳月』は、福島県いわき市の塩屋埼灯台で働いていた灯台守の妻、田中きよさんの手記からヒントを得て、木下監督が作り上げた夫婦の一代記です。
そして、空撮家の酒井英治さんは、原作の舞台となった塩屋埼灯台を始め、福島県いわき市の海岸線を20年撮影し続けています。

そう、塩屋埼灯台が人々を結び付けてくれたのです!
映画の中に塩屋埼灯台は登場しません。しかし、きよさんは、いわきの海を見ながら手記を書き、終の棲家としていわき市を選びました。
そして、いわきの海に魅了された酒井さんは、1994年からモーターパラグライダーで空撮を続けてきました。震災から20日後、再び空へ。変わり果てた故郷の姿を泣きながら撮影した彼は、綺麗な海も、津波の被害も、コツコツ撮り続けています。
風景に導かれた人々の、それぞれの物語を、どうぞご覧ください。

■名作シネマ関連展示
「映画が生まれた風景 ~塩屋埼灯台より」
開催期間:~2014年8月15(金)9:00~19:00
※最終日のみ18:30まで
会場: 文化フォーラム春日井・交流アトリウム
入場料無料
FORUM PRESSレポーター
「CAVA’s BARBER」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2014/3/21(金・祝)に開催された「CAVA’s BARBER ある床屋のもっともせわしい1時間」を、レポーター2名が紹介してくれました。Report56はFORUM PRESS vol.62からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report57 「「無言劇」あなたならどう解釈する?」 のぐちりえ
『CAVA’s BARBER』。男女の恋愛交錯無言劇は、悩まし気なアコーディオンの調べから始まった。
“無言劇”と言うだけあって、演者は終始黙ったまま。台詞がないから、話が理解出来るかな…と不安を感じたが、演者の表情と身振り手振りがストーリーを物語り、舞台脇の生演奏と、赤や青の照明と相まって、恋の情熱、別れの悲哀などを感じることができた。
芝居中、同じ場面が繰り返し演じられる。その都度三人の立ち位置が変わり、それぞれの気持ち・感情が場面ごとに反映され、次第に話の全貌が見えてきた。芝居終盤にようやく自分なりに話を構築。なんだか演者から「あなたならこの芝居、どう解釈する?」と試されている気がした。
劇中音楽を担当したコリダリス・トリオの生演奏を聴きながら「Cafe BERGEN」のドリンクを飲み、ゆっくりと無言劇の解釈を深めることができた。

Report58 「パントマイムだからこそ楽しめるもの」 野口颯一朗
『CAVA’s BARBER ~ある床屋のもっともせわしい1時間~』を観覧しました。いつものホールや劇場と違って、開放的な交流アトリウムで行われた今回の演劇はパントマイムに対してのイメージがとても変わる公演でした。
演者さんは1番後ろからでも見えるほど表情が豊か。動きも分かりやすく、物が本当にあるかのように演じていました。演じている方にライトをあて、その大きな影の動きも変わっていて面白かったです。また、音楽がその場その場の雰囲気を出していて、演者さんの感情が一層伝わりました。
そして、トリオのみの演奏は時に力強く、情熱的、時に軽快、悲哀、喜怒哀楽のある演奏でした!ドリンクを飲みながらの贅沢な時間でした。またCAVAの皆さんの公演を春日井で見られるのを楽しみにしています。
FORUM PRESSレポーター
「展覧会 谷川俊太郎 ことばとアート」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2014/2/15(土)~3/30(日)に開催された展覧会「谷川俊太郎 ことばとアート」を、レポーターが紹介してくれました。Report54はFORUM PRESS vol.62からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report55 「爽やかで瑞々しく、たくましく」 伊藤弘子
谷川俊太郎という名前には、爽やかで瑞々しい響きがあります。彼の作品を子供たちは絵本や教科書で親しみ、大人たちはテレビのCMや新聞でごく自然に耳にし、目にしています。画家や写真家、書家たちとのコラボでは、詩人の言葉が作品とどのように反応し、また絵や写真、書がどのように言葉と生き生きと共鳴し合っているかが発見できます。様々な分野で今も精力的に活躍している詩人だからこそできる、今回の試みなのでしょう。
私は2月21日に視聴覚ホールで行われた彼の「詩と朗読と歌のコンサート」にも出かけ、その時にもざっとこの展覧会を見ました。解説付きでゆったりした気持ちで味わってみると、新しい発見もありました。
意外とたくましく、映像的な作品の数々。多くの人に好まれる所以なのでしょう。さすが国民的詩人、会場のあちこちで親子で楽しんでいる様子が印象的でした。

FORUM PRESSレポーター
「畠山美由紀&ショーロクラブLIVE」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2014/2/11(火・祝)に開催された「第83回かすがい芸術劇場 畠山美由紀&ショーロクラブLIVE」を、レポーター2名が紹介してくれました。
Report52 「おいしい演奏、召し上がれ!」 ますだけいこ
ショーロクラブのインストゥルメンタルから始まった第1部。男性3人の音合わせ後、静かに演奏が始まりました。といっても、演奏に熱がこもっていないわけではないのです。耳に届いてくるその音楽はとても心地よく、3本の弦楽器の調和も美しい。初めて見るバンドリンにも目を奪われました。第1部後半、オレンジ色のドレスを身にまとった畠山美由紀さんが登場すると、ステージに艶やかさが加わりました。美由紀さんの歌は柔らかく、じんわりと心に届いてきました。楽器との調和もよく、客席の心をうばっていきました。
MCで、美由紀さんがショーロクラブを「演奏に熱が入るほど、表情がつまらなそうになる」と評した時には、会場から微笑がもれました。ステージに立っているのを忘れるくらい演奏に集中していたのでしょうが、みんなギャップを感じていたのだと思いました。またとない組み合わせのコラボでした。「手間暇かけて、まごころこめて、おいしくなあれ!」(一汁三菜)の歌詞通り、心がほっこり温かくなるコンサートでした。

Report53 「ブラジルから all over the world」 伊藤弘子
外は厳しい寒さというのに、まず始まったのはショーロクラブによる南米音楽。私は小野リサとかカエターノ・ヴェローゾのファンですが、畠山美由紀さんとショーロクラブについては何も知りませんでした。ショーロというのは、ブラジルのポピュラー音楽の古典的な演奏スタイルらしいです。椰子の木陰の浜辺とか、鄙びたライブハウスの片隅で、お酒片手に聴いていたいリズムです。『ザッパス・モード』という曲は、悩ましい女性が踊るシーンが目に浮かび、『NOITES CARIOCAS』には、『イパネマの娘』のような雰囲気がありました。
ここで畠山美由紀さんが登場。バックがショーロクラブなので、南米風の曲を歌うと思いきや、『一汁三菜』は和風、『それぞれのテーブル』はシャンソン、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』はジャズと、様々なジャンルの歌を聴かせます。彼女のしっかりとした声の魅力が、ジャンルを超えても滲み出て来ました。
FORUM PRESSレポーター
「展覧会プレイ×アート」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2013/11/16(土)~12/25(水)に開催された展覧会「あそびでつながる広場 プレイ×アート」を、レポーター2名が紹介してくれました。Report48・49はFORUM PRESS vol.61からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report50 「プレイ×アート体験しました」 林佳枝
ギャラリー中央に置かれた巨大サッカーボードゲーム。実戦できると聞いて、可愛い女の子&ママのペアと対戦しました。選手を操る長いレバーは思いのほか重く、惜しくも我がチームは敗退です。でも大興奮の楽しさ。隣接する『サボテン森』には、入場者手描きのイラストを、そっくり緻密に立体化し、筆致までもをアップリケで表現したしたぬいぐるみが所狭しとぶら下がっています。サボテンの実だそうです。素材は皆から集めた古着や端切れ。とてもユニーク、でも綺麗!
さて、スタンプラリーのスタンプを求めて近くの商店街に繰り出せば、張りぼての猫頭『みゃこニンゲン』に出会ったり、思わぬ名店や誰でも集える憩いのスポットを発見。身体も心もちょっぴりぬくぬくしました。“参加型アート”って何かしら?と思っていましたが、実は参加者全員が作品の一部になってしまう事だったのですね。二組の個性派アーティストさんの“人と人を繋げる”という企みに、見事にはまってしまいました。

Report51 「春日井ってホントはワンダーランドだったんだ!」 前島恭子
「体験型アートイベント」ってなに?百聞は一見にしかずとはよく言ったもの。見て触って歩くことで、見慣れた景色がアートに変わりました。
サッカー選手や力士を作るところから始まった巨大サッカーゲーム『AC-サボテン』と巨大紙相撲は、迫力満点。来場者が布切れを貼りつけることでどんどん姿を変えるオオトカゲの住む『サボテン森』は、来場者が描いた生き物をそっくりそのままヌイグルミ住人にする作品。どんどん増 えていきます。街に出れば、ショーウィンドウごしに、店の奥にも、アート作品が…!
KOSUGE1-16さんも安部泰輔さんも、“ヒトとヒト”“ヒトとモノ”“ヒトとマチ”をつなげる作品を創るアーティストです。忘れかけていた温かさを、ふんわり思い出させてくれました。盛 りだくさんで最初はとまどったけれど、「アートって受身じゃなくて攻めるモノだったんだ!」と気付かせてくれた1ヶ月余。心を澄まして日々を過ごせば、毎日がもっとキラキラしたものに変わるでしょう。
【広報の舞台裏】
松竹大歌舞伎 製作発表報告 2014/5/22(木)

左より、中村種太郎改め 四代目中村歌昇、中村吉右衛門、中村歌昇改め 三代目中村又五郎
7/27(日)@春日井市民会館で開催する、松竹大歌舞伎東コースの製作発表に行ってきました。夏の暑い時期の巡業はとても大変ですが、演者・関係者ともに気合い十分です!
―又五郎・歌昇の最後の襲名披露にかける“播磨屋”の想いをそれぞれお聞かせください。
吉右衛門 「役者は襲名で飛躍すると申します。襲名したてのときは、周りもそのような目で見てくださるのですが、その後が大変です。私も襲名した後、父の初代吉右衛門になかなか追いつくことができず、今になってやっと足元をつかんだかな、と思っています。又五郎さんは言うに及ばず、歌昇さんは襲名から現在までの間にとても活躍して下さり、皆さんに認めていただけるようになりました。播磨屋の一門として嬉しく思っています。
今回、私は『角力場(すもうば)』という演目で濡髪長五郎(ぬれがみちょうごろう)という役を演じ、私と舞台の上で五分にわたり合う放駒長吉(はなれごまちょうきち)という大役に歌昇くんが挑まれます。播磨屋にとって由緒ある役ですね。
先日、横綱白鵬関が全勝で勝ち続けていたんですけれども、土俵で土がついたときに「勝ったと思ったのが油断だった」と言っておりました。私も舞台で勝ったとは思わず、歌昇くんを土俵の砂にうずめるつもりでやりますので、どうかそのつもりで(笑)」
又五郎 「平成23年9月に又五郎を襲名し、様々な場所で襲名披露をさせていただきました。今回上演する『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』では、浮世又平というお役を演じます。この又平役は、平成10年に国立劇場で勤めさせていただいたんですが、その時は吉右衛門兄さんに、手取り足取り教えていただきました。それを洗い直して、初めて演じる心持ちで勤めます」
歌昇 「長かった襲名披露が東コースで最後かと思うと、寂しい思いがします。襲名披露の間に、色々な役を経験させていただきました。最後の襲名披露興行で、吉右衛門のおじさまとがっつり芝居をさせていただけるということが本当に幸せで…。吉右衛門さんを少しでも焦らせることが…できないかもしれませんが、できるよう、精いっぱい勤めさせていただきます」
吉右衛門 「今、焦りました(笑)」
―久々の又平を演じるということですが、役への想いと前回のご苦労など、お聞かせください。
又五郎 「前回は、毎日必死に“教えていただいたことを演じられるか”ということで精いっぱいでした。今回は、気持ちに余裕を持って演じたいと思います」
―『角力場」は、吉右衛門さん演じる長五郎に、歌昇さん演じる長吉が立ち向かっていくお話ですが、好青年に立ち向かわれるお気持ちはいかがですか?
吉右衛門 「若い人というのは、驚くほどの煌めきを出すときがありますね。舞台はキャッチボールですから、その煌めきを見逃さず、どう受けとめるのか。毎日、大リーグやサッカーを見て、勉強しています」
―地方巡業ということで、初めて観るお客様もいることと思います。見どころを教えてください。
吉右衛門 「濡髪長五郎という大人の世界を知っている相撲取りと、放駒長吉という若く純真な心を持ったものの“ぶつかり合い”をご覧いただきたいと思います。長五郎の洒落た着物も見どころです」
又五郎 「絵描きの又平が想いかなわず死を覚悟して、手水鉢に絵を描く。そして、お師匠さまに認められていくのですが、揺れ動く心の葛藤を見てもらいたいと思います。少し暗いお芝居のように見えますが、お客様たちに最後はすっきりした気持ちになっていただけると思います」
歌昇 「長吉という役は米屋の丁稚です。お芝居の前半と、長五郎にぶつかっていく後半では、衣裳が変わります。純真な心でぶつかりたいと思っているので、ぜひ皆さんにご覧いただきたいと思います」

油断は禁物!ベテランと若手の戦いが見どころの松竹大歌舞伎。
昼の部はチケット残りわずか(本当にあと少し)です。“真夏の真剣勝負”を、どうぞお楽しみに!
■「松竹大歌舞伎」
開催日:2014年7月27日(日)昼の部12:00~/夕方の部16:30~(開場は30分前)
会場: 春日井市民会館
入場料:S席¥7,500 A 席¥5,500 B席¥3,500 ※PiPi会員は上記金額の¥500引き
(税込、全席指定、当日券同額、乳幼児可(3才以上有料))
■演目解説=テキスト おくだ健太郎
【広報の舞台裏】
山下洋輔さん 名古屋キャンペーン報告 2014/5/15(木)
すでに各新聞やラジオ等に、山下洋輔さんの取材記事が掲載されたので、完全に事後報告ですが…。
6/29(日)開催の山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサートに向けて、山下さんに名古屋までお越しいただきました。
ハードスケジュールを組んだ私たちに「さすが!春日井」と、山下さんからの合いの手(笑)。

【CBCラジオでの収録の様子】
アナウンサーは渡辺美香さん。
スタジオには電子ピアノが!!! はい、そうなんです。渡辺さんからのリクエストで、山下さんの即興演奏が繰り広げられました。
こちらの模様は2回にわけて、これからオンエアされます!
本日6/7(土)&14(土)20:00~ CBCラジオ「渡辺美香のWhat a Wonderful World」
渡辺さんとの共演もお楽しみに。

【東海ラジオでの収録の様子】オンエアは終了(5/24)。
アナウンサーは青山紀子さん。HPでもご紹介いただきました。
東海ラジオ「小島一宏 一週間の ごぶサタデー」のりこのごくらぶ
2年前の公演はソールドアウトした、山下洋輔SBB。今年もすでにチケット残りわずかです。
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」への挑戦、そして前回熱狂の渦を巻き起こした「展覧会の絵」を、どうぞお見逃しなく!
■「山下洋輔 スペシャル・ビッグバンド・コンサート2014」
開催日:2014年6月29日(日)16:00~(開場は30分前)
会 場:春日井市民会館
入場料:¥6,500 学生券 ¥3,000
PiPi会員¥6,000 学生券 ¥2,500
※学生券は25歳以下の学生が対象です。
(税込、全席指定、当日券同額、未就学児不可)
FORUM PRESSレポーター
「1966カルテット ビートルズ&クイーンクラシックス」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート。
2013/11/10(日)に開催された「1966カルテット ビートルズ&クイーンクラシックス」を、レポーター2名が紹介してくれました。
Report46 「あのビートルズが耳元でささやいた」 大竹喜代子
春日井市東部市民センターで、ザ・ビートルズの曲をクラシカルに奏でる『1966カルテット』のコンサートが、愛知県で初めて行われました。
「当日券があってラッキーだったよ」と言っていた若者がいました。ロビーに展示されていた貴重なビートルズのレコードなどのお宝を、懐かしそうに眺めるのは昔の若者たち。
コンサートは、ビートルズ初代ディレクターの高嶋弘之氏の愉快なお話から始まりました。1966カルテットはバイオリン二人とチェロ、ピアノの四人。素敵な女性たちが奏でた最初の曲は、テレビ番組『開運なんでも鑑定団』でお馴染みの『ヘルプ!』。二つのバイオリンでジョン・レノンとポール・マッカートニーの歌声を表現します。チェロのソロで『アンド・アイ・ラブ・ハー』そして、『イエスタデイ』…まるで、あのビートルズが耳元でささやいてくれたよう。
第二部では大胆な黒と赤の衣装で、マイケル・ジャクソンの『スリラー』や『リトル・スージー』などを演奏。そしてクイーンの『ボーン・トゥ・ラブ・ユー』までもクラシカルにしてしまった、陽気で可愛い四人でした。

Report47 「バイオリンが、ジョンとポールの歌声に!」 紀瑠美
『1966カルテット』は、若くて美しい女性四人組。「クラシックを演奏する若い女性が、なぜビートルズを?」と疑問でした。実は、ビートルズの初代ディレクター高嶋氏がビートルズをクラシックで演奏しようと企画し、結成したのが彼女たち。ジョンとポールの歌声を再現したいと考え、バイオリンを二台にしたり編曲にこだわったりと、ビートルズへの思い入れたっぷりです。実際に演奏が始まると、ジョンとポールの歌声が聞こえてくるような不思議な感覚に包まれました。
ファッションも演奏スタイルもビートルズをイメージした第一部は、ドレスではなくパンツスタイル。すらりとした彼女たちによく似合っていました。弦楽器三人の前に楽譜はなく、アイコンタクトをとりながらの演奏。ロックバンドのライブ感を大事にしつつも上品な演奏は、1966カルテットならではだと感じました。
休憩をはさんで始まった第二部は、マイケル・ジャクソンとクイーン。それぞれの世界観をクラシカルに表現していました。

FORUM PRESSレポーター
「第81回かすがい芸術劇場 子どもとおとなのための◎読み聞かせ お話の森」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第十弾。
2013/10/13(日)に開催された「第81回かすがい芸術劇場 子どもとおとなのための◎読み聞かせ お話の森」を、レポーター2名が紹介してくれました。Report42・43はFORUM PRESS vol.60からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report44 まるで『お父さんとの休日』 のぐち りえ
NHK Eテレ「オフロスキー」に出演中の小林さんが登場すると、子供達はキラキラした眼差しをステージ上に投げかけた。現れたのは、休日の若いお父さんのような出で立ちの小林顕作さん。「オフロスキーじゃな~い!」と言う声を上手に受け流しつつも、子供達に話しかけながらあっという間に心の距離を縮めた。
座布団に座り、会場の子供達と同じ目線で会話し大笑いしながら、絵本のお話し会が始まる。投影された絵が、絵本をめくる小林さんに合わせて移り変わっていき、その雰囲気は本当に茶の間でお父さんに絵本を読んでもらっているかのよう。子供になりきって『こわくない こわくない』を読んだり、『金太郎』を面白可笑しく読んだり、かと思えば美しい感動の物語『花さき山』をしっとりと読み聞かせたり…と幅が広い。最後は生歌を披露し、子供も大人も笑いまくり魅了された小林ワールドは惜しまれつつ終了した。
観覧した我が子、小林さんと一番多く会話した様で、大満足で帰路についた。是非また小林さんを呼んでいただきたいものである。

Report45 パワー全開で心をつかむ読み聞かせ 大橋 正枝
舞台には丸いちゃぶ台と座布団が4枚、軽快な音楽が流れる中、いつもと違う視聴覚ホール。前6列程はプレイマットが敷かれ、子供たちが小林さんを今か今かと待っている。観客は子供連れの家族も多いが、大人1人で来ている方も見える。ワクワク、ドキドキは大人も一緒。
NHKの子供向け番組でオフロスキーとして人気を集めている小林顕作さん。お笑いから始まった読み聞かせに、子供たちの心をひとつかみ。元気な彼らにはパワー全開で読み聞かせ。「この本は結構体力がいるんだよ」と読んでくれたのは『金太郎』。周りと一緒にゲラゲラ笑って、心の疲れが吹っ飛んでいく。ただ『だじゃれレストラン』では子供の反応が良いわりに、頭の回転が悪いのか私には少しついていけなかった。
子供の集中力は1時間程と聞いていたが1時間がたって「終わります」の言葉に「えー」とみんなが声をそろえる。まだまだ余裕の観客に小林さんもタジタジだった。
