財団スタッフDIARY
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歌の極意は、元気にあり

3月7日(金)に春日井市民会館でコンサートを開催する橋幸夫さんにインタビューしてきました。
(取材記事は、1月末発行の、かすがい市民文化財団情報誌「FORUM PRESS」に掲載されているので、ご一読ください!)
コンサートといえば、約2時間程度。スポットライトを浴び、立ちっぱなしで唄うというのは、相当な体力が必要です。古希を過ぎ、今でもステージに立つ橋さんにお伺いしたのは、やっぱり健康の秘訣。
その答えはズバリ「毎日の努力」。歩くこと、走ること、食べ過ぎないこと、それを怠れば身体が怠惰になる。
「元気だから唄えるんですよ」
歌というのは、唄う人の魂が相手の身体に響き、魂を鎮めてくれるものなのだと聞いたことがあります。だからこそ元気が必要なのですね。
橋さんのインタビューで、改めて底知れぬ歌の価値に触れることができました。
FORUM PRESSレポーター
「THE★芸人魂 人力舎の笑撃LIVE」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第九弾。
2013/9/1(日)に開催された、「THE★芸人魂 人力舎の笑撃LIVE」をレポーター3名が紹介してくれました。
Report39 笑って笑って応援だ 大竹 喜代子
市民会館の舞台に、カジュアルな服装の若者が並びました。客席は、近所の人たちが家族そろって集まったかと思うほど、年齢層が広く、陽気な雰囲気です。そんな中、プロダクション人力舎の、お笑い芸人十四組によるライブが始まりました。
テレビでおなじみの『北陽』・『キングオブコメディ』、そして三人組で活躍中の『東京03』の豊本さんは、なんと春日井出身(柏原中学校・春日丘高校)!始まりと同時に、同級生からの声援があり、会場が一気に応援モードに。
スケッチブックを使った『ザンゼンジ』のコントでは、春日井市内にある落合公園が出てきて大拍手。『ブルーセレブ』の漫才は、ごみの分別の話を。スラリとしたイケメン君と、サスペンダーをしたお腹ぷっくり君の、絶妙な掛け合いの漫才に笑わせてもらいました。トリは『東京03』です。豊本さんはギターを持って登場。事故の加害者と被害者というネタを熱演しました。まるで芝居を観ているような演技力豊かなコントからは、積み重ねた稽古が見えました。
笑顔の若者たちを、笑って笑って応援したいと思った愉快なライブでした。

Report40 地元ネタ満載のお笑いライブ かつみ I
プロダクション人力舎に所属する芸人14組が、市民会館の舞台に次々と登場。日常の生活の一コマを切り取り、大袈裟に表現したり会話をひねったコントと漫才を繰り広げます。彼らの動き、表情を見逃すまい、会話のやり取りを聞き逃すまいと目を凝らし耳を澄まします。オチへの展開に口元が緩みクスッ。ちびっ子やおばあちゃんの大きな笑い声が客席のあちこちから聞こえ、つられて私も大笑い。これこそがライブなのだ!と感じました。
「落合公園でランニング」や「ナフコのカード」等、地元ならではの内容に、春日井在住の私としては嬉しくなります。トリを務めた東京03の豊本明長さんは、春日井出身とあり、たくさんの同級生や元ご近所さんたちの応援をうけていました。コントでは、ギターを弾きながらスマートにボケている姿が笑いを誘いました。
最後に、観客から抽選で選ばれた親子が舞台に上がり、縄跳び大会に参加する際、北陽・虻川美穂子さんの「大丈夫?」と女の子を気遣う優しい声掛けも心に残りました。

Report41 お気に入りの芸人さん見ーつけた!!! いいさかかおる
今、一番熱い芸人たちの漫才・コント・トークのオンパレードで爆笑!!100 分ぶっ通しは最高でした!私は、人力舎のなかでも『東京03』のファン!! 生まれてからずっと春日井市民なので、春日井出身者にとても惹かれます。なので『東京03』の豊本さんが春日井出身と知ってからは、お笑い芸人の中で一番応援しています。
お笑いトリオ『鬼ヶ島』の野田さんは、名古屋市守山区大森出身とのこと。このライブ中に「春日井市民が名古屋市守山区大森に思う気持ちを言いますね」とネタにされました。「あそこは名古屋市じゃない地域。春日井市でも絶対ないけどとみんな思ってるでしょう?」の言葉に、会場は大爆笑!野田さんのお話通り、守山区なここ春日井市民会館からも車で15分の場所。なんだか仲間意識を感じるコントでした。地元が大好きな私は『東京03』に続き、『鬼ヶ島』も気になる芸人になりました。

FORUM PRESSレポーター
「びわ湖ホール 四大テノールコンサート」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第八弾。
2013/8/31日(土)に開催された、「びわ湖ホール 四大テノールコンサート」をレポーター3名が紹介してくれました。Report34・35はFORUM PRESS vol.59からどうぞ(PDF:4.2MB)
Report36 四人のテノールが創り出す、歌のコラージュ のぐちりえ
初めの紹介アナウンスで笑いを誘い、現れた早々、爽やかな四人のハーモニーでグッと心を掴んだ『びわ湖ホール 四大テノール』の面々。
正統派のオペラから、猫語で歌う『猫の二重奏』、排出物名を連呼する『うんこ』、コント仕立ての『燃えよドラゴンズ』などなど、多彩な楽曲をまじめに、かつユーモラスに歌い上げます。うまいタイミングで小ネタを挟む話術は素晴らしく、「関西トップテノール歌手ユニット」との謳い文句通りでした。
山本さんの伸びやかで透明感の溢れる高音は、透き通ったビーズを思わせ、清水さんの力強い中にも柔らかく広がりを感じられる声は、暖色系のフェルトのよう。 二塚さんのどっしりとした太く包まれるような声は極太の毛糸を感じさせ、竹内さんの繊細な中にも確固たる安定を感じられるテノールは、引き締まる黒の刺繍糸。澄み切ったピアノの音色とともに、四人の異素材が組み合わさり、柔らかく温かみのある歌のコラージュを創り上げて下さいました。

Report 37 びわ湖から来た4匹のカエル君? かつみ I
四人の音楽ユニット『びわ湖ホール 四大テノール』の公演が市民会館で行われました。「日本を明るくするため」と、カンツォーネや日本の歌をコント風に仕立てて観客を惹きつけます。黄緑色の手袋をつけてカエルに扮したり、かつら、サングラス、はっぴ等、次々と小道具を使って“お色直し”。会場からの「ブラボー!」の掛け声に、「次は『日本一!』でお願いします」と返すなど、トークも可笑しくて力を抜いて楽しむことができました。
それでも「本業はオペラ歌手」との言葉通り、それぞれの独唱では、まるで身体全体を楽器のようにして伸びやかな声を響かせます。声質の違いや、歌い方の個性が際立ったアリアとなりました。そして『第九』や『君と旅立とう』では、四人揃っての歌声が会場全体に届き、その迫力とテノールの荘厳さに圧倒されました。アンコールでは、春日井の盆踊りでお馴染みの『春日井よいとこ』を振りまでつけて歌ってくれました。彼らのサービス精神に、もうすっかりファンになってしまいました。

Report 38 華麗で、コミカルで、チャーミング 前島恭子
テノールといえばヒロインの相手役で、色男で、カッコよくって…。そのイメージ通り、四大テノールの皆さんは立っているだけでキマっていました。ただ違っていたのは、関西仕込みの素晴らしいノリのお笑い精神でした。
オープニング『琵琶湖周航の歌』から『日本の名曲』が始まります。テノールの華やかさにうっとりしていたら、次は 『日本の迷曲』!?ここで一気にステージはコミカルに!続く『世界の名曲』はハンサムなテノールに戻ったものの、司会・竹内さんの軽妙なトークに客席の笑いは絶えません。
第二部はそれぞれの個性が輝くコント仕立てのオペラ『コント de オペラ』や、聴き慣れた曲を集めた『カンツォーネ・メドレー』と続きます。なだれ込むように始まったアンコールで披露された、春日井市の盆踊りでは欠かせない『春日井よいとこ』の熱唱は忘れられません。愉しいステージ、ありがとうございました!!

すき好きノート

“おすすめ本”をご紹介します。
「すき好きノート」
谷川俊太郎アリス館 2012年10月発行
スイーツが好き、旅に出るのが好き、家でボーっとするのが好き…。好きなものや好きなことは一杯あります。でも、好きな文字や贈り物を質問されたらどうでしょう?本書は、普段あまり気に留めることのない事柄も含め、読者にあらゆる“好き”を尋ねる書き込み式ノートブックです。「ぼくはね、芋類、豆類、穀類が好き。父が美食家だったのでちょっと反発したのかもしれない…」と、自らも答える詩人・谷川俊太郎さんと、お喋りするかのようにページは進みます。
文章で答えても絵を描いても写真を貼りつけても良いこの本。実は、右からめくれば大人用、左から始めれば子供用になっています。「いちばんすきないろ」や「いちばんすきなどうぶつ」など、お子さんの“いちばん”と親御さんの“好き”で埋まる『すき好きノート』は親子自分史!?春日井でも展覧会を開催した絵本作家・安野光雅さんの表紙装画が「書いて、描いて」と語りかけます。
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画家、絵本作家、写真家、書家たちが、詩人・谷川俊太郎の言葉からイメージした作品を展示する「谷川俊太郎 ことばとアート」は、来年2月15日(土)~3月30日(日)文化フォーラム春日井・ギャラリーにて開催します!
遊んでこそ!?

ホモ・サピエンス(知恵のある人)という学名を持つ“ヒト”は、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)とも定義付けられています。名づけ親は、オランダの歴史家・ホイジンガ。私たちヒトが、日々の活動の中に自らルールを設けていることを“(ゲーム的な)遊びの要素”だと提唱しているのです。例えば、健康のために毎朝野菜ジュースを飲むのも、新年の抱負を抱くのも、独自のルールを設けた遊びだと言えます。それが、他の動物と比較した際に目立つ“ヒトらしさ”なのです。
そんな私たちに密接な“遊び”をテーマにした現代美術の展覧会を、文化フォーラム春日井・ギャラリーを中心に開催しています。遊びの本質は、心の満足を得られること。12/25まで開催の「あそびでつながる広場 プレイ×アート」展では、サッカーボードゲーム作品や、美術家が来場者の絵をもとにヌイグルミを作る作品など、複数の遊び=作品が混在します。展覧会で、心を豊かにする“遊び”に出会えるかもしれません。(かすがい市民文化財団 スタッフ)
ジャズの掛声

大人の夜にはジャズがよく似合います。「今夜はちょっと背伸びしたいな」とジャズバーに初めて足を踏み入れたのは、僕がまだ大学生の頃でした。3ピースバンドから溢れ出す音に圧倒されたことをよく覚えています。そんな時、後ろから「ヤーッ!」という叫び声が飛んできました。これがジャズ特有の掛声だと知ったのは翌朝のこと。
アーティストに賛辞を贈りたい時、ジャンル毎に特有の“掛声”が存在します。例えば、クラシックコンサートでは「ブラボー!」。ロックでは、声ではありませんが「ピューピュー!」と口笛が飛び交います。歌舞伎には“大向う”と呼ばれる掛声の専門家までおり、客席後ろから飛んでくる「待ってました!」「澤瀉屋!」という声に驚くこともあります。いつもアーティストに拍手を贈られている方、まずは11月29日(金)の夜コン『夜ジャズ!』で「ヤーッ!」と“通”な掛声をかけてみるのも楽しいかもしれませんよ!
踊ることと、生きること

芸術を仕事にする、ましてやそれで生計をたてるのは、とても困難なこと。センスや力だけではなく、運にも大きく左右されることでしょう。
“踊り続けること”を夢見る子供たちは、コンクールという大きな局面に向かって、日々練習を重ねます。入賞すれば、バレエ団入団という“踊りながら生活できる”保障が得られ、好きなバレエを続けられるからです。ドキュメンタリー映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」は、そんな6人の子供たちを淡々と追います。
映画を見ているにも関わらず、途中から子供たちにエールを送っている自分に気が付きます。まるでスポーツ観戦しているかのように、勝負の瞬間、思わずぎゅっと手に力が入ってしまうのです。
6人のその後の活躍が、ニュースで流れることを夢見てしまう、そんな映画。文化フォーラム春日井での上映は、11月17日(日)です
LIFE WITH THE BEATLES

“おすすめ本”をご紹介します。
『LIFE WITH THE BEATLES』
辰巳出版 2012年12月発行
世界中のファンに支持されながら、わずか十年足らずで事実上の解散を迎えた伝説のロックバンド『ザ・ビートルズ』。本書は、彼らの舞台裏を追い続けた一人の公式カメラマン、ロバート・ウィテカーが、彼らの素顔を実直に捉えた写真集です。トップアーティストのリラックスした表情から、シャッターを切るウィテカーの持ち前の明るさや人懐っこさが垣間見えます。また、全盛期を知らない世代でも、写真に添えられた解説によって、その魅力に迫ることができます。さすが、アメリカのグラフ誌『ライフ』の特別編集。かっこ良さ、全開です。
今までBGM程度にビートルズの歌を聴いていた私ですが、写真集を眺めていたら自然と『ヘルプ!』や『ラブ・ミードゥー』を口ずさんでいました。メンバーの顔と名前はいまだ一致しないけれど、曲はしっかりと記憶に刻まれているのですね。時代を超えて愛される彼ら、やっぱりタダモノではありません。
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そんなビートルズやクイーンの名曲をピアノ四重奏でお届けする、「1966カルテット ビートルズ&クイーンコンサート」を11月10日(日)に東部市民センターで開催します。思い出の曲や、普段、あなたが何気なく口ずさんでいる曲が、演奏されるかも!? クラシックのなかに響くロックを、体験してください。
FORUM PRESSレポーター
「東京バレエ団 子どもためのバレエ ねむれる森の美女]
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第七弾。
2013/8/15(木)に開催された、「東京バレエ団 子どもためのバレエ ねむれる森の美女」をレポーターが紹介してくれました。
Report 33 子どもたちへの愛情たっぷり!工夫いっぱいプロのバレエ 紀瑠美
「こんにちは」。物語の進行役・カタラビュットが挨拶すると、会場の子供達も元気な声で「こんにちは」。会場に、一体感が生まれるオープニングです。本来、バレエは音楽と動きで表現するため、セリフはありません。身振り手振りで物語を伝えるマイムを使います。例えば、右手の甲で左頬からぐるりと一周するように顔をなぞると“美しい”。“結婚”“踊る”など、様々なマイムの実演がありました。
絵本作家の永井郁子さんが描いた美しい宮廷内の絵が現れ、可愛い衣裳のバレリーナが踊り出すと、いよいよ夢の世界へ。主役のオーロラ姫には、名古屋出身の二階堂由依さん。可愛い子役には、地元の女の子十人が挑戦。親近感がわく、嬉しい配役です。
眠りからさめたオーロラ姫とデジレ王子が素晴らしい踊りを披露すると、客席からは盛大な拍手が送られました。最後にダンサー達が客席に来てくれ、会場は大盛り上がり。一緒に見た四歳の娘は、終演後、楽しかったようで、バレリーナの真似をしてずっと踊っていました。

FORUM PRESSレポーター
「松竹大歌舞伎」
FORUM PRESSレポーターによるイベントレポート第六弾。
2013/7/15(月・祝)に開催された、「松竹大歌舞伎 夜の部」を3名がレポートしてくれました。Report28・29はFORUM PRESS vol.58からどうぞ(PDF:4.8MB)

亀治郎改め四代目市川猿之助
Report 30 歌舞伎は庶民の夢の玉手箱 林 佳枝
「皆々様には、四代目市川猿之助を末永くご贔屓賜ります様、心よりお願い申し上げ奉ります~」舞台上、一列に並び座す裃姿のお役者衆が深々と頭を下げます。新猿之助を盛り立てる口上が次々と続き、ついに中央に鎮座する当人の初々しいご挨拶。襲名披露の口上は、実に賑々しく心温まるものでした。そして、その役者の成長を見守り、共に応援したい気持ちにさせてくれる良いものです。
先代の工夫で、特に躍動的な澤瀉屋の『義経千本桜・四の切』。聞くところによると、四代目はこの演目をライフワークにする決意との事。今回は品格ある武士と、親への思慕募らせる子狐の二役を鮮やかに演じ分けました。子狐の健気な仕草に引き込まれ、つい目頭が熱くなります。また『毛抜』は荒唐無稽な謎とき物。豪放で色好みの主人公を市川右近が伸び伸び演じて、本当に痛快でした。
歌舞伎の世界って実は、ゴージャス+モダン+スリリング。夢のひと時を堪能しました。
Report 31 伝統芸能のちから ますだ けいこ
四代目市川猿之助の襲名披露公演当日、春日井市民会館は華やかにさんざめ いていました。ホールに入ると、福山雅治さんから贈られたという祝幕が目を引きました。二代目、三代目、そして四代目猿之助の隈取を組み合わせたというデザインで、とてもモダンでした。
演目は、『義経千本桜』・『襲名披露口上』・『毛抜』の三本。『義経千本桜』は、六月に文楽で鑑賞したばかりだったので、違いが印象的でした。黒子に操られた人形と、義太夫の語りで物語が展開する文楽に対し、人間が語り演じる歌舞伎。演劇性をより強く感じたのは歌舞伎でした。狐詞や狐手の演出、早替りや欄干渡り、欄間抜けといったドラマチックなアクションが日常との解離を際立たせるからだと思います。SF映画を目の前で見ているような感じ。これで生身なのだから驚かされます。見えないところで、どれほどの鍛錬がなされているのかと思うと、気が遠くなりそうです。
改めて日本の古典芸能の奥深さを知った気がします。
Report 32 四代目市川猿之助襲名披露 『義経千本桜』、『口上』、『毛抜』をみて 飯坂かおる
春日井市民会館で四代目市川猿之助襲名披露を拝見しました。涙が溢れたり笑い声を立てたり、様々な感情を覚えた公演でした。初めの『義経千本桜』では、市川猿之助演じる子狐が素晴らしかったです。忠信から狐に変わる見事な早替わりは、たった三秒!!狐の表現にも目を奪われます。下の舞台に飛び下りる際も、ポンと音を立てない狐の見事な演技。親を思う気持ちが、猿之助演じる哀れな狐の情として見せつけられ、感涙にむせびました。
『口上』は黒紋付の歌舞伎役者が、舞台に勢揃い。順に挨拶をしていきます。各役者の挨拶から、歌舞伎を身近に感じるのと同時に、強く引締まった世界を感じました。
『毛抜』は歌舞伎十八番の一つです。大笑いしたのは、髭を抜いてた市川右近演ずる弾正が「毛抜に足がはえたあ!」と叫ぶ場面。 葛西聖司(元NHKアナウンサー)氏の『極付!歌舞伎セミナー』で解説を受け、勉強してから拝見したので、楽しさ倍増でした!