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0年0月の記事一覧


【FORUM PRESSレポーター】親子のためのはじめての音楽会 冬


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2022年1月20日(木)に開催された
親子のためのはじめての音楽会 冬をレポート!

Report435【手をたたいて!歌って!遊ぼう!】川島寿美枝

モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』から音楽会は始まりました。こんな長い題名を知らなくても、リズムにのって楽しめればいいのです!「親子のためのはじめての音楽会 冬」に、コロナ禍、寒い日にもかかわらず、たくさんの親子連れがやって来ました。フルートの林里紗さん、ピアノの百瀬愛莉さん、パーカッションの弓立翔哉さんの3人が奏でるメロディは心地良く、自然と体が動きます。ふと見ると、3人の楽譜はタブレットでした。今風!などと思いながら、耳を傾けます。アニメソングを歌いながら手遊びしたり、手をたたいてリズムを取ったりと楽しんでいるうちに、30分の音楽会が終わってしまいました。
幼い頃から音楽に親しむのは、心の成長の一助となります。トゲトゲになった心を癒し、前向きになり、親子で楽しめれば申し分ありません。音楽会が終わり、スキップして帰る子どもの後ろ姿を見て、大人の私も充分に楽しめました。

Report436【未来のアーティスト誕生に期待して】前田高秀

『アンパンマンのマーチ』『ミッキーマウス・マーチ』、「親子のためのはじめての音楽会 冬」で演奏された曲目の一部です。ステージ前のアリーナ席には、子どもとお母さんたちが床に座り、後ろ半分は椅子席になっていました。演奏は、ピアノの百瀬愛莉さん、フルートの林里紗さん、パーカッションの弓立翔哉さんのトリオでした。
冒頭で、林さんが「今日は、子どもさんが泣いても、大声を出しても、いいですよー」と呼びかけたので、お母さんたちも気が楽になったようでした。しかし、ぐずる子は、ほとんどいません。じっと耳を傾けている子、体を左右に振ってリズムをとる子、音に惹かれて舞台に寄っていく子など、みんな自由にしていました。30分の演奏時間も、ちょうど良かったようです。弓立さんが、珍しい打楽器を面白おかしく、次々に演奏した時には、子どもたちもとても楽しそうでした。この子たちの中から、素敵なアーティストが誕生するのが楽しみです!


【FORUM PRESSレポーター】THIS IS YAMANAMI! 毎日をつくる、やまなみ工房の人々


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年11月27日(土)~12月19日(日)に開催された
THIS IS YAMANAMI!毎日をつくる、やまなみ工房の人々をレポート!

FORUM PRESSvol.105にもレポートを掲載しています。Report433はコチラからPDFでお読みいただけます。

Report434【個性輝く異次元の世界】前田高秀

滋賀県にある福祉作業所・やまなみ工房の展覧会が、文化フォーラム春日井で開催されました。私は二度ほど鑑賞しましたが、正直に言うとよく分からない作品もありました。
でも、ギャラリートークで山下施設長の話を聞き、それぞれの作品が出来上がるまでの工程に興味を覚えました。そして、気づいたのは、ある一定の動作を気の遠くなるほど積み重ねて完成させている作品が多いことでした。根気のいる大変な作業も、彼らにとってはたまらなく楽しいことのようです。好きなこと、楽しいことでなければ、これほど精魂込めた作品はできないでしょう。彼らには上手く描こう、上手く作ろうというような考えはないのだと、山下施設長は言われます。自分が楽しいと感じることを、無心に、ひたすら繰り返すことで出来上がる素晴らしい作品は、彼らの個性が形になったものだと感じました。今度、実際に作っている様子を見に、やまなみ工房へ行ってみようと思いました。


【FORUM PRESSレポーター】本山ゆかり コインはふたつあるから鳴る


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年4月23日(金)~5月11日(火)に開催された
本山ゆかり コインはふたつあるから鳴るをレポート!

Report431【絵画って何だろう】田本莞奈

絵を描くことに向き合い続けた本山ゆかりさんの作品展には、面白いアイディアで作られた作品がいっぱいありました。中でも、世界的な名画をモチーフにして、額も含めてロープで一筆書きのように描いた作品が気に入りました。白い壁に釘を打ち、ロープを這わせて作られます。壁と同じ色の真っ白なロープなのに、迫力があり見入ってしまいました。布を使った作品では、シワも作品の一部なのだそうです。私だったらシワは取り除いてしまうので、すごいなと思いました。さらに、本山さんは会場の雰囲気にも気を配ったそうです。銀色だったピクチャーレールは、すべて白色に。移動壁の脚は四角く囲うなど、細かなところまで工夫が凝らされていました。個々の作品だけでなく、会場の雰囲気やチラシ、パンフレットも含め、「コインはふたつあるから鳴る」の世界観を感じることができました。“絵画”や“アート”の奥深さを味わうことができて、楽しかったです。

Report432【考えた、その先に】紀瑠美

本山さんは「絵とは何だろう」と考え続け、作品に表しています。本展では3種類の作品が揃い、見応えがありました。特に、白い壁に白いロープで描いた「絵」は興味深かったです。既存の絵を線でなぞり、壁に投影して釘を打ち、釘にロープを掛けながら一筆書きするそうです。元になっている絵は、セザンヌの絵。輪郭線を描かず、光を描くことで表現しようとしたセザンヌの絵を選んだところに奥深さを感じました。本作では「絵は変化せず、持ち運べることが重要」とされてきたことについても考えたとのこと。本山さんの作品は持ち運べませんが、額縁ごと描くことで「絵」であると認識させていて面白かったです。会場で配られたパンフレットも、展覧会を楽しむヒントとなりました。来場者との会話を大切にする本山さんの姿も印象的で、質問に答えたり、説明したりしながら、さらに思考を深めているようでした。今後も春日井で現代アート展を見られたら嬉しいです。


【FORUM PRESSレポーター】シネマ歌舞伎「女殺油地獄」


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年8月26日(木)に開催された
シネマ歌舞伎「女殺油地獄」をレポート!

Report429 【なぜ闇に光が灯らなかったのか?】川島寿美枝

コロナの影響で、松竹大歌舞伎が2年連続中止になりましたが、今年は映画で歌舞伎を楽しむ事ができました。近松門左衛門の人形浄瑠璃が、歌舞伎として脚色された『女殺油地獄』です。
油問屋「河内屋」の跡取り息子与兵衛は、母親が番頭徳兵衛と再婚した事からすさんだ生活に落ちていきます。舞台と違い、映画は顔の表情が大きく映し出され、与兵衛を演じる松本幸四郎のやんちゃな仕種に憎めない愛しさを感じさせます。そんな彼を、市川猿之助が演じる同業「豊嶋屋」の女房、お吉が口喧しくも優しく見守ります。
追いつめられた与兵衛がお吉を殺めようとするラストシーン。不気味に油が漏れる音。身を守ろうと全ての燭台の火を消すお吉。全身油まみれの二人の顔が暗闇の中、青白く凄惨に浮かび上がります。二人の熱演に合わせるように恐ろしく、悲し気な三味線の音が響き渡ります。
与兵衛の心の闇は現代にも通じるものがあり、見終わった後は腕が粟立ちました。

Report430【初めてのシネマ歌舞伎】前田高秀

DVD、テレビ等で映像化された舞台はいくつか観てきましたが、シネマ歌舞伎はひと味違いました。
まずは音。客席の拍手、掛け声、浄瑠璃がとてもリアルでした。役者の口跡(台詞)も生の舞台よりよく分かり、油の滴たる音まで聞こえたのもシネマならではと感じました。
圧巻は幸四郎の所作と顔芸。江戸時代、油屋の放蕩息子である主人公が借金に困り両親や妹、幼馴染を困らせます。嘘をついたり、泣きおとしにかけたり、暴力を奮ったり。果ては幼馴染でもある人妻(同業者)を殺してしまいます。お気楽、甘え、不貞腐れ、強がり、恐れ等の表情。油にまみれながら人妻を殺めるクライマックスの狂気!それらの所作と顔芸が、ここでもシネマならではの絶妙なカメラワークで展開されます。幸四郎の好演もあり、思わず身体を硬くして観入ってしまいました。
シネマ歌舞伎に触れてから観る舞台公演には、新しい魅力があるのでは―。そんな期待を抱かせてくれました。


【FORUM PRESSレポーター】生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会 ピアノ版


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年8月14日(土)、15日(日)に開催された
生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会 ピアノ版をレポート!

Report427【新たな音楽の世界へ】神戸菜々美

クラシック音楽と聞くと、堅苦しいイメージから敬遠してしまう人や、聴いても、「つまらない、退屈だ」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。そんなクラシック音楽への固定概念を覆すのが、「のだめカンタービレ」です。音大のピアノ科に通う主人公・野田恵と、指揮者志望の千秋真一が音楽を通じて成長していく様子を描いた漫画です。
のだめ音楽会生誕の地・春日井で初開催となるピアノ版。ベートーヴェンの「悲愴」や、ショパンの「幻想即興曲」、ドビュッシーの「喜びの島」など、物語に登場する曲目をピアノで演奏しながら、漫画のスライド投影も行われ、自然と「のだめの世界」に踏み入る事ができました。そして、不思議と音楽が楽しくなってくるのです。千秋が言ったこんな言葉があります。「今まで聴こえなかった音が、頭の中で鳴り響く―。音楽は無限である」。是非あなたも、新しい音を探してみてはいかがでしょう。

Report428【繊細さと力強さ】松葉栄子

公演前に降り続いた雨で足元が悪いにもかかわらず、お客様も多く、のだめファンの熱さを感じました。入口では愛嬌のよい、のだめのマスコットキャラクター「マングース」がお出迎え。音楽会は大型スクリーンに映し出される漫画「のだめカンタービレ」の名シーンや作曲者のプロフィール、曲にまつわる写真、絵画を交えながら進みます。曲の始まりには愛らしいお声のピアニスト・高橋多佳子さんの思いも語られるので、音楽を身近に感じられ、曲への感情移入がしやすかったです。繊細ながらも力強い演奏にピアノの魅力が会場中に溢れていました。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」など、演奏された10曲すべてに全力で拍手を送りました。原作のシーンを再現した耳コピ演奏、コンクールでの間違い演奏にも拍手拍手です。「スクリーンの続きが知りたい!」と思うほどに、のだめカンタービレを浅くしか知らない私でも、その世界にどっぷり入れた音楽会でした。


【FORUM PRESSレポーター】ギャラリーライブ vol.3 柳下美恵のピアノ de シネマ


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、コロナ禍の影響で約半年延期され、2021年7月17日(土)に振替公演となった
ギャラリーライブ vol.3 柳下美恵のピアノ de シネマをレポート!

Report425【声はなくとも会話はできる】宮川あけみ

照明がだんだんと暗くなっていくなかで始まった「無声」映画。上映されたのは、世界三大喜劇王のひとり、バスター・キートンの2作品『探偵学入門』と『文化生活一週間』です。どちらも、ハラハラドキドキのアクションと、「えっ、どうなっているの?」と思わせる撮影技術が駆使されています。約100年前の作品ですが、古さを感じさせないおもしろいアイデアが満載。コロナ禍でマスクをしてなければ、会場は爆笑の渦だったでしょう。柳下美恵さんのピアノ即興演奏が無声の場面を盛り上げ、登場人物の心情、表情、しぐさに反応して変化する曲は、観客の心をグッとつかんで離しません。
『文化生活一週間』では、主人公夫婦の目で交わす台詞が聞こえるようでした。声を出しての会話に気を使う昨今、この映画を見て、目と目で通じ合う大切さを感じました。全身で会話するといえば大げさですが、キートンを見ていたら、「マスクなんてへっちゃら」と思えてきますよ。

Report426【古き良き映画の今風楽しみ方】みと満寿美

サイレント映画?さらにピアノの生演奏が付くと聞いて興味半分、期待半分でした。バスター・キートンの映画は初めてでしたが、いきなり、ビックリ!約100年前の映画で、CGもないはずなのに、「どうやって撮ったの?」の連続です。「探偵学入門」で、追っ手から逃げる主人公が走行中のバイクから放り出され、次の瞬間、なんと建物の中へ??コメディだけど、「えっ?すごいっ!」と、笑いより先に驚きでした。
また、柳下さんのピアノ演奏がとても効果的に、場面の雰囲気を後押ししてくれます。「何か大変なことが起こった!」とか、怪我をしても気づかずに演技を続けたキートンの体を張った演技も、重いものではなく、「まあ大変」と軽妙に見せてくれるのです。柳下さんが本当に、キートンの映画がお好きで、この映画をベストに見せようとする心意気をピアノの音色から感じました。映画の後には、本編中のトリックの解説もあり、とても充実した時間でした。


【FORUM PRESSレポーター】演劇×自分史 第3弾「春よ恋」配信版(本編・ドキュメント)


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、コロナ禍で公演が叶わなかった
演劇×自分史 第3弾「春よ恋」配信版(本編・ドキュメント)をレポート!

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icon_kinorumiReport423【思い出を、生きる力へ】紀瑠美

コロナの影響で二度の延期の末に中止が決まった演劇×自分史「春よ恋」。出演者(市民有志)の悔しさ、伝えられないもどかしさに区切りを付けなければと演出家の有門正太郎さんと財団スタッフは、稽古時の映像を編集してオンライン配信すると決めました。出演者の思い出(自分史)を文章ではなく演劇で伝える企画は2017年に始まり、今回が3回目。興味はあっても、どこか近寄りがたかったのですが、回を重ねるごとに盛り上がっていきます。出演した人も、観た人も「すっごく良かった!」と言うので、「次は観に行こう」と思っていたら、配信に。ですが、画面越しでも熱い思いやエネルギーが伝わり、「これも自分史なんだ」と圧倒されました。出演者へのインタビューでも、「普段は自分のことをほとんど話さない」高校生がワークショップを重ねる中で「知らない大勢の前でも自分を語り演じる気持ちになれた」と話していて、「演劇×自分史」のパワーを感じました。


【FORUM PRESSレポーター】第90回かすがい芸術劇場 瀧川鯉八・玉川太福 二人会


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年4月18日(日)に開催された、
【第90回かすがい芸術劇場 瀧川鯉八・玉川太福 二人会】をレポート!

FORUM PRESSvol.103にもレポートを掲載しています。Report421はコチラからPDFでお読みいただけます。

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icon_matuba_2020Report422【笑いのパワーで気分爽快!】松葉栄子

落語の瀧川鯉八さん、浪曲の玉川太福さんの二人会を拝見しました。失礼ながらお二人とも初見でしたが、親しみのある笑顔から繰り出される言葉にオープニングから会場内の笑いが絶えません。本番が心配なほどです。
しかし、心配は無用でした。「チャオ」の挨拶からはじまる鯉八さんの落語はまくらと演目の間に静寂。グッと引き込まれます。しびれます。創作落語のオチに納得しながら大笑い。太福さんは高座では眼鏡をはずし、表情豊かに有名な「清水次郎長伝」と動物を融合させた演目。個性的な動物たちから有名な節を聞いた時の興奮。古典なのに新しい!そして笑える!演じ分けの妙。曲師の玉川みね子さんの三味線がキリリと引き締め。こちらもしびれます!エンディングもしっかり笑わせてもらい、コロナでうつうつとした気分が吹っ飛びました。落語、浪曲、休憩、浪曲、落語の構成で笑いが駆け抜けたあっという間の2時間。楽しい時間をありがとうございました!


【FORUM PRESSレポーター】〈チョコっと延期〉 バレンタインコンサート


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年3月20日(土・祝)に開催された、
【<チョコっと延期>バレンタインコンサート】をレポート!

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icon_kanna_2020Report419【愛と恋のコンサート】田本莞奈

3つの若手音楽家グループによる「チョコっと延期 バレンタインコンサート」。“チョコっと”にバレンタインらしさを感じます。
初めに登場したのは、ピアニスト2人組のMeisA。しなやかな手の動きと、息ぴったりの演奏は素晴らしかったです。2グループ目は、Trombone Ensemble Gaio。テンポが早い星野源の「恋」をトロンボーンで演奏していて驚きました。続いて登場したASTERは、ソプラノ・ヴァイオリン・ピアノの3人グループ。よく響く歌声と、ヴァイオリン、ピアノの音色は美しかったです。フィナーレは、3グループの合同演奏。当日の朝に初めて合わせたそうですが、ぴったり揃った演奏で素敵な調べでした。演奏者が手拍子をすると、すぐに会場が手拍子で包まれ、その一体感に感動しました。「音楽を通して繋がりたい」という演奏者の思いが伝わってきました。愛や恋にまつわる曲がたくさん!知っている曲が多かったのも嬉しかったです。

icon_kinorumiReport420【愛と感謝のコンサート】紀瑠美

「バレンタインを思い出して楽しんでくださいね」というオープニング・トークで、一気にバレンタイン気分に。プログラムには愛や恋の曲が並びます。個性豊かな3つのグループが順に登場しました。最初のグループMeisAのピアノ連弾は愛らしく、Trombone Ensemble Gaioのトロンボーン3重奏は表現力が豊かです。そして、ASTERの美しい歌声とヴァイオリン、ピアノのハーモニーにうっとり。そんな3グループ合同のフィナーレで演奏された「糸」「踊り明かそう」も最高でした。
チケットは完売。ファンも多く来場し、心温まるコンサートでした。若手音楽家支援事業の登録アーティストとして、コンサートやワークショップなどに挑戦してきた出演者たちは、演奏はもちろん、トークや観客とのコミュニケーションも上手になっていて、成長を感じました。予想外のアンコールにやや慌てながらも鮮やかに応えた様子は、微笑ましくもあり、頼もしくもありました。これからの飛躍も楽しみです。


【FORUM PRESSレポーター】親子のためのはじめての音楽会


「FORUM PRESSレポーター」による「わたしレポート」。
市民ボランティアが、かすがい市民文化財団のアレコレを紹介します。

今回は、2021年3月17日(水)に開催された、
【親子のためのはじめての音楽会】をレポート!

FORUM PRESSvol.102にもレポートを掲載しています。Report417はコチラからPDFでお読みいただけます。

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IMG_0754Report418【春を奏でる】川島寿美枝

春の陽気に誘われてやって来た―。そんな心温まる音楽会が開かれました。「親子のためのはじめての音楽会」。開放的な交流アトリウムには、ママに抱っこされてご機嫌な0歳児から、もうすぐ幼稚園の元気な幼児と、パパとママが集まっていました。
最初は『アンパンマンのマーチ』。ピアノ、サクソフォン、パーカッションの3人組トリオ・ミシシッピが演奏を始めた途端、子どもたちは音楽に合わせ、手をたたき、足でリズムを取ります。『さんぽ』『ミッキーマウス・マーチ』など馴染みの曲が続きます。
パパやママのための大人の曲も演奏され、子どもたちも聴き入っていました。大好きなアニメと主題曲は切っても切れないもので、私も何年経っても、主題曲を聞くたびに映像が鮮明に思い出されます。子どもたちにも、大好きな曲の記憶の中に、親子で生演奏を楽しんだことが思い出として残ってほしいと思いました。