生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会
「生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」はかすがい市民文化財団と、元NHK交響楽団首席オーボエ奏者・指揮者の茂木大輔さんの共同企画として誕生したコンサートです。 クラシック音楽をテーマにした人気漫画“のだめカンタービレ”に登場する曲を生のオーケストラで演奏すると同時に、背後のスクリーンにリアルタイムで原作の名シーンや楽曲解説を映し出すこのコンサートは、2006年1月、春日井で初演され、日本全国へと広がりました。 現在では、ピアノ版、室内楽版も加わり、全国での公演回数は134回、総動員数は16万人を数え、クラシック音楽のコンサートとして17年以上、大盛況をおさめています。 (公演回数・総動員数は2023年1月現在)
お知らせ
★次回の公演情報★
♪生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会《室内楽版》
2024年12月7日(土)15:00〜(開場14:15)東リ いたみホール(伊丹市立文化会館)
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生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会とは?
かすがい市民文化財団と茂木大輔さんの出会いによって春日井で誕生!
漫画“のだめカンタービレ”の大ファンだった財団スタッフが、漫画巻末に“取材協力”としてお名前があった茂木大輔さんに、“のだめ”のコンサート が春日井で出来ないか相談したところから、この音楽会の発端は生まれました。
NHK交響楽団の首席オーボエ奏者としてご活躍の茂木大輔さん。
たまたま“のだめ”を本屋で見つけた茂木さんは、オーケストラや楽器の描写の正確さに感銘を受け、二ノ宮知子先生にお手紙を送ります。そこから先生と茂木大輔さんの交流が生まれ、取材協力されることになりました。
そんなときに、財団スタッフが茂木さんにコンサートの相談をしたのです。以前より、解説付きコンサートを行っていた茂木さんは、「漫画と、作中に登場する楽曲の素晴らしさを、わかりやすく、楽しく伝えたい」というスタッフの想いに共感し、一緒にコンサートを作り上げていくことになりました。
こうして『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』が始まったのです。
茂木大輔氏
スタッフ手作り!スライドを投影するコンサート
このコンサートの一番の特徴は、演奏に合わせて原作の名シーンや楽曲解説をステージ上のスクリーンに投影すること。
投影される映像はすべて、かすがい市民文化財団スタッフが手作業で原作を一枚一枚スキャニングし、編集したものです。
また、解説文は茂木さん自身が作成。作曲家の意図や曲の構成を、生の演奏を聴きながら理解できる内容となっています。
映像と演奏の相乗効果を高めるため、公演するホールに合わせて絵の位置や大きさなどを微妙に調整しながら、リアルタイムで演奏とタイミングを合わせて投影しています。
作業風景
作業風景
「楽しい音楽の時間」を作るための演奏のこだわり
“のだめ音楽会”が目指してきたのは、このコンサートを通して、高いとハードルが高いと思われがちなクラシック音楽の面白さを知ってもらうことです。
そのため、演奏は「本物」を届けることを大切にしてきました。
タイトルにもあるように、演奏はマイクを通して音量を増幅したりせず、「生」の音だけの演奏にすること、そして、シンフォニーをまるごと演奏するなど、作品をまとまった形で演奏するというのが「のだめ音楽会」の初演からの方針です。
コンサート風景
コンサート風景